キャンディからコロンボまでは4時間くらい。
カラフルな家や商店、自然を見ていると辛くはない。
でも、途中でどこかに寄って気晴らしとトイレ休憩が必要だ。
ヌワラエリヤまでは行かないが、せっかくだから紅茶工場を見学しよう。
マイケルさんが連れてきてくれたのが、Geragama Tea Factory。
サリーを着た若い女性が丁寧に説明しながら、工場内を案内してくれる。
乾燥中の茶葉のフレッシュな香り。
作業中。
日本の機械が使われていた。
試飲。
ここで飲んだBOP(ブロークンオレンジペコ)とお茶請けのジャガリ(ヤシ糖)が美味しかった。
どちらも旅行中に何度も口にしたけど、ここのがより美味しく感じた。
工場見学後だったからかもしれないが。
見学はタダ。
その代り紅茶を買ってねというシステム。
正直、ここの紅茶はボッタくりと言われても仕方がない高値。
普通の店の3倍くらいする。
とはいえ、もともと案内役の女性にチップでもと思っていたし、作っているのを見たら、ここのメーカーのを買っておこうかという気になる。
何でも、安く買うのが良いというものでもない。
キャンディとコロンボを結ぶ道沿いには、同じものを商う店が固まっているエリアがいくつかある。
クレイポットだったり、カシューナッツだったり、籠製品だったり、皮製品だったり。
チャーター車なので、気になるところで止まって買い物。
カシューナッツはスリランカでも安いものではないが、生のやわらかさは産地ならでは。
それにここは、後から見たコロンボ市内のスーパーなどよりお買い得。
チリやガーリックといった味付きもあったけど、家用に生とローストを購入。
クレイポットは旅行前から買いたいと思っていたもの。
盛り上がりすぎて店の写真を撮り忘れたほど。
色々な形や大きさがあったけど、大き目の鍋とロティを焼くというフライパン状のものを買う。
蓋は別で積まれている中から、径の合うものを選ぶ。
後日、もっと小さなものを買い足したくなったが、コロンボ市内では扱いが限られていて見つからず。
ここで持ち帰りの煩わしさを考えて買い控えてしまったのが災いした。
旅行中は悩んだら買いなのだ。
帰ってきた今でも悔やんでいる。
コロンボに着くまで待っていたら昼を逃しそうなので、またもやマイケルさんセレクトで食堂に寄ってもらう。
クリスマスの休日で開いている店が少なく難儀したが、どうにか発見。
英語も通じない、ローカル100%な食堂兼パン屋軒菓子屋。
ショーケースの中から好きなものを選ぶと、盛って来てくれる。
エッグビリヤニがあった!
インドとはまた違うというスリランカのビリヤニを食べてみたいと思っていたのだ。
やはりイスラム系のお店で扱われるビリヤニ。
ハーブココナッツサンボルとフライドチキン添え。
炊き込みご飯っぽいプラオのような作りで、パラッパラ。
カルダモンなどのスパイスがふんだんに使われていて薫り高い。
カシューナッツやレーズンも入っていてアクセントになり、また食べたい美味しさだった。
選んだおかずは、ゴトゥコラサンボル、トロリと熟れたジャックフルーツのカレー、タマネギと煮干しのサンボル、鶏カレー。
卵の黄身がクレーっぽいのも、自然で好もしい。
日本のは過剰に赤いと、最近思う。