2018/04/30

饕林餐庁 : 成都3日目

成都最後の晩餐。
翌日は早朝の便で帰路に就くので、街での食事はこれが最後になる。
大衆点評で評価の高かったローカル食堂、饕林餐庁。
さすが満席で、しばし外で待つ。

中国語のわからない我々に、お姉さんが身振り手振りでヒマワリの種を食べて待っていてねと。
食べ放題だからいくらでも食べてねと。

焼き茄子を青唐辛子のディップで食べる。
青唐辛子は漬物になっているのか、熟成された旨味があって、そんなに辛くない。

巨大な器でやってきた水煮魚。
ここのメイン料理はとにかく巨大で、大人数でないと食べきれない量。
他の少人数の客たちも、残りを持ち帰りにしていた。

辛いけど、舌が痺れるほどじゃない。
それに、各種漬物を上手く合わせている。
四川で食べた四川料理は、どれも辛さにやられるほどではなかった。
各種唐辛子の香りを引き出していて、辛さよりも香ばしさを感じる。
むしろ、東京で食べる四川料理のほうが暴力的に辛い。

回鍋肉って、四川料理だったのか。
ということで頼んだ。
日本で食べる回鍋肉はなぜか甘い味噌味な気がするのだが、こちらはキリっとシャープ。
これなら度々食べたいと思うよ。

白米に合わせて、ワシワシとかっ込むように食べる。

鶏とピーナツの炒め。
中華料理のこういう切り揃えっぷりが好きだ。
口に入れた時に違和感がないし、それぞれの歯ごたえの違いをより楽しめる。

こちらの夕食時間は早くて、21:00くらいにはLOとなってしまう。
我々が出る時には、1つの円卓で賄いの宴が始まっていた。

やっぱり大衆点評はあてになるね。
というか、やっとどういう評価が自分たちの好みと合うのかがわかって、成都の大きさにも慣れてきて動けるようになったところで終了というのが残念。
あと一日あったら、もっと満喫した気分になれただろうに。

さて、上海・成都旅行はここまで。
まとめはこちら

楽山大仏 : 成都3日目

とりあえず観光もしておく。
楽山大仏を川から見る遊覧船。
水墨画のような靄ですな。

ふむ。

大行列に並んで大仏の横を上り下りする気力はないわあ。
我々の観光に対する興味はそんなもん。

帰りの新幹線までまだ時間がある。
楽山は都会だけれど大きすぎず、歩いていても楽しい。
とりあえず駅に向かって歩きながら、どこかでさっぱりした甘いものでも食べたいねということになる。
大衆食堂ストリートのような道を曲がったところにある串妹花式冰粉という店が大衆点評に載っていた。

スマートフォンの画像を見せてオーダーすると、屋台で作ってくれ、奥の食堂で座って食べる。

三鮮冰粉という甘もの。
愛玉子を炭酸で作ったような、ほんのりシュワッとするゼリーに小さな白玉と甘酒がトッピングされている。
甘酒がコクを加えていて、美味しい。

新幹線で大都会成都に戻ってきた。

夕飯前に少し何か食べておきたい。

大衆点評での評価はイマイチだけど、場所が便利だしと龍抄手へ。

カウンターでオーダーして、席に座って待つ。

これは、まあ食べなくてもいい感じだね。

何でも美味しいわけではないのだ。

この時点で夕飯の店は決めておらず、さて、どうするか。
ファインダイニング方向で気に入る店を見つけるのは難しそうだ。
楽山の店たちへの高い満足や、この店への不満足を考えると、大衆点評の評価は信用できそうだ。
ローカルな店で、場所的にも面倒ではなく、大衆点評の評価が高い店に突撃で行ってみよう。