2017/12/21

谷根千散策しつつの買い出しからの宴会

この日の谷根千散策も昼前にCIBIで待ち合わせ。
散策件買い出しの前に、少しお腹に入れておかないとね。

あ、ル・クシネが開いている!
今までも何度か通ったけど、いつも閉まってた。

せっかくだから、買っていこう。

根津神社も午前中なら空いている。


ベーカリーミウラでパン、山長で刺身や白子、腰塚でシャルキュトリを買い、伊勢五本店で日本酒とビール、のだやでワイン。
チーズやパテは持ち寄ってくれたもの。
用意したのはミネストローネとサラダだけ。
持ち寄るものの内容に気を使う必要もなく、誰にも負担が偏らない。
みんなで選んだものを買って、みんなで飲み食いして割り勘するというのも明快。
一番気楽な宴会形式だと思う。

ル・クシネのケーキは優しい味。
飲みながら食べるのもいい。

5252ちゃんが手作りしてくれたシュトーレン。
みっちりして、これまたつまみだ。

途中で再度酒を買いに行っての狼藉。
昼間からの飲みだと身体にも負担が少なくて良いねえ。

2017/12/19

今年出会った最も印象に残るレストラン ピッツェリア恭子

今年出会ったレストランの中で、最も印象深く、引きこもりがちな生活の中で遠征してリピートした店でもある、ピッツェリア恭子。
パリから一時帰国中の友達のリクエストで、彼女を囲む会を6人で。

メインは前回同様に北海道産黒羊の炭火焼きをお願いした。
まだ切り分けていないところを入刀してくれると言われたら、頼まずにはいられない。
ズッパ・ディ・マーレは事前にリクエスト。
料理は全て取り分けて出していただくことに。


熱々の揚げたピッツァ生地に薄ーくスライスした生ハム。

オレンジのシチリア風サラダ。


パリでは生の魚を満喫できないであろうと、何か生魚をというのもリクエストしていた。
皮目のみ炭火でパリっと焼いたブリにベルガモット、イタリア風南蛮漬けはカルダモンが香り、あんこうは肝ソース。

魚介が持つ塩味だけで絶妙な塩梅のズッパ・ディ・マーレ。


マルゲリータ。

ピッツァ・フリッタ。


黒羊は異なる部位を盛り合わせてくれた。
こういうサービスが本当にありがたい。




ウニのスパゲッティの写真を撮り忘れた。
これはオイルソースにボッタルガ、そして焼き白子。
焼き白子をフォークの背で潰し、まぶしながら食べる。




ぜひ食べて欲しいと出してくれたザッハ・トルテがこの日のヒットデザート。

どこを取っても美味しい、濃密なひと時でありました。
来年も、よろしくお願いいたします。

夕方はお馴染み粋ハウスで、パリ土産の素敵なシャンパンや、

カトルオムセレクトの熟成完璧なトロトロモンドール。

家主様ご提供のワインなど。


2017/12/15

酸菜白肉鍋会

もはやお馴染みながら、今回も衝撃的なクオリティの高さでもてなしてくださった某お宅。
本格的でありつつオリジナリティに溢れ、家だからこその贅沢と遊びもあり。
食材だけでなく、器もまたしかり。
北京食い倒れ旅からお帰りの家主様による酸菜白肉鍋の会。

食前には、北京で入手されたという特別な菊花茶。
今そこで咲いているかのような。

このフライド棗、中まで完全にザックザク。

蕪の甘酢漬けは菊花を模し、菊花と共にいただく。
甘めの味付けが菊花の苦味と合う。
お茶からの美しい流れ。

本日の鍋は羊出汁とのことで、出汁の副産物で出た真っ白な脂で炒めた豆。
こういうさっと炒めるようなものの味が完璧に決まっているのに、毎度驚かされる。
決まりっぷりが素人じゃないの。


清蒸で。
蒸し加減、たれの塩梅もまた完璧。
レンコンいいねえ。

前の食事会の時に話に出たのを取り入れるというサービスもあり。
里芋に甘めの椎茸出汁を煮含めて、米粉で揚げたもの。
なるほど、米粉か!

さあ、メインである鍋のたれの素。
白いのはなんと、カシュナッツペーストソース。
インド料理にも精通しているだけあって、中華では胡麻であるところをオリジナルのアレンジ。
ほんのりした甘さと香りで、口飽きない。

羊は2つの部位を厚切りで。
北京で感銘を受けたのに倣ったそう。
確かに、ペラペラ切りよりも断然肉が活きる。

なにこれ!?
個人宅の火鍋で使う鍋?

炭火だし。
羊出汁に白菜漬けの旨味が溶け込んだところに肉や野菜をしゃぶりしゃぶりとして食す。

手間をかけて用意された白肉が続く。

この焼きそばに震えた。
蒸し麺が鍋の旨味を吸いまくっていて、そこにレモンの爽やかさ。
焼きそばがこんな境地に達するとは、思いもよらなかった。

さらにデザートまで自家製。
家主様曰く、ヘビーなレモンケーキ。
カリッとした中は凝縮。

老茶を金柑ピールに入れたもので〆。

菊から柑橘への黄色いまとまり。
ありがたいと思いながら、これが個人宅であることがもったいないような気もする。

持ち寄りのワインも素晴らしく、写真を撮り忘れたのが残念。
ボーペイサージュのシャルドネは梅酒を感じさせ、料理とよく合っていた。

2017/12/13

トレ ガッティ

友達におかれましては最近通い始めたトレ ガッティ。
行きたいなあと思っていたら、鰻祭りでお願いしたという日にお誘いくださいました。

この時期の鰻は脂がのって美味しいのだそう。
イタリア料理でいただくと、ブリンとした弾むような肉質が際立つ。
まずは揚げた鰻のマリネを泡と。

ここはエミリア・ロマーニャの料理をメインとしているそうで、続いて出されたのが彼の地のデブ飯。
温かいティジェッラにハーブ入りラルドとパルミジャーノを挟んで、トロリとしたところを食べる。
またコイツに会えるとは。
炭水化物と脂と塩。そりゃ旨い。

ワインのオススメもピタリとハマった。

こちらも中は鰻。

レモンをごっそり絞りかけて食べる。


鰻祭りとはいえ、そこまで鰻が入らなかったそうで、パスタはダッテリーニトマトソース。


あとは追加で。

コテキーノ&レンズ豆だなんて、鰻共々イタリアの年末の味だよね。

イタリア料理に求める直球の「旨いだろ!」って料理を気を使わずにいただける好みの店。
通常メニューも食べたいから、また来よう。