2014/05/28

三社祭の飯田屋

来ました三社祭の土曜日。

1ヶ月くらい前から、浅草が地元な友達が祭りを前に盛り上がっていく。
そういうのを見聞きしていると、こちらも高揚感のおすそ分けに与れる。

ちょっと祭りと距離を置く時期があったりしても、戻って来るという。
自分にはそういうモノがないから、うらやましい。

晴天でビールが待てず、もつくしで0次会。
と、神輿がやって来た。

こりゃいい。

法被は老若男女問わず粋に見せる。

今年も飯田屋の打ち上げに混ぜていただき、ありがとうございます!
どじょう鍋はもちろん、

唐揚げの軽妙な歯ごたえにもハマる。
揚げたごぼうってのも旨いもんだな。

白和えやらうざくやら色々といただき、飲み、浅草の兄さんたちの格好よさに痺れる。
いくつになっても思い切って遊ぶってとこを見習いたい。

某処での2次会に向かう途中、豪華な神輿をじっくり眺めたり。

そこかしこで開け放ったダイニングや、駐車場や、道路にテーブルを出して宴会が繰り広げられ、世代を問わず一緒に盛り上がっている。
浅草は江戸らしさがあって、引っ越して来たくなるなあ。

2014/05/26

チニャーレ

再訪したいなあと思いつつ、お店自体が長期のお休みだったりして叶っていなかったチニャーレ。
同じ気持ちだった友達とたまたま学芸大学に行くことがあり、前を通りかかったら、電気が付いている!
もう再開されたのか!
ということで突撃予約。

ビーラーの方々は東京エール。

自分は泡を。
クレマン・ド・ロワール、モンムソー。

マコガレイとワラビのカルパッチョ。
バジルの香り。
ワラビの土っぽさがマコガレイと調和。

記憶以上に美味しい自家製パンは、ついつい食べ過ぎてしまう。

ボトルで白。
エルヴェ・ヴィルマードのソーヴィニヨン・ブラン。

焼き立ててでホカホカと湯気の出るフォカッチャ。

次のお料理の食材たち。
美しいのう。

稚鮎とタデのフリット。
タデを揚げたのをいただくのは初めて。
苦味が和らぎ、繊細さのある稚鮎とぴったり。

丹波イノシシホホ肉のパテ・ド・カンパーニュ。
クミンが香るソースで。

獣臭が控えめ。

シャルドネを。
ジャン・シャルトロンのオート・コート・ド・ボーヌ 2011。

花ズッキーニとトマトのフリット、ゴルオンゾーラのムース。

ゴルゴンゾーラが香りつつまろやかなムースとラディッキオの苦味、サックリと揚がった甘いトマトと花ズッキーニ。

滋味。
透明でいながら深く濃い旨味。
生臭さ皆無。

牛トリッパとランプレドットの白煮。

白檀の香る赤。

クロズリー・デ・アリズィエのブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ。

仔羊のローストは塊で焼いたのを切り分けて。
パリッパリで芋の美味しさも感じる絶妙な厚さのポテトチップと。

仔羊の乳臭さとクセが引き出されていて、たまらなく好き。

自家製タヤリンで、ウニのプッタネスカ。

ウニがケッパーやオリーブと合わさるというのに興味があった。
プッタネスカとしては美味しいが、ウニは別でよいかも。

隣の方々が食べていて、頼まずにいられなかったのが、空豆のゴルゴンゾーラのトマトソース。

こういう組み合わせもありなのかと。

トマトソースが3種続いても、まったく違う仕上がりなので口飽きない。

花山椒とフルーツトマト。
花山椒の爽やかな香りとビリビリとした辛さ。
カリカリの食感も楽しい。


驚きの組み合わせがありながら、しっくりとまとまっている。
確実な美味しさと、高揚感、レストランに求めるものが揃っているのだ。

7月には別の場所での企画があるそうで、次にこちらで食事ができるのはいつのことやら。
でも、気長に待ちますよ。

2014/05/24

嚆矢

この店を教えてくれた人が北の大地から帰還。
出汁で乾杯だ。

盛り合わせとハートランドから。

ここの出汁で若芽をシャブっとやるのも忘れずに。
あ゛ーーー出汁。

日本酒は好みを伝えて、すり合わせていく。
群馬県の水芭蕉、かすみ酒。

他の方々。

盛り合わせの肉部隊。
豚も鶏もジューシィ。

しっとりした焼豚は海苔にのせ、ネギと自家製辛味噌を巻いて口に放り込む。

トロリとしたワンタンもつまみだ。

北海道から嚆矢宛で送ってくれた甘海老の沖漬け。
1匹目はルイベ状態で、2匹目はとけるのを待っていただく。

甘海老には全く興味がなかったが、この旨味と甘味と漬けの塩気が渾然一体となったトロトロの甘エビには目を見張った。
今までバカにしていてごめんなさい。
甘海老感を新たにする。

ハタハタは飯漬け。
コリコリとして捻りがある。

イカ黒作り。

日本酒もすすむというもの。
「今のよりちょっとキレがあるもの」など、好みを伝えて、それに合わせて選んでもらい、試飲して決定。
その過程も楽しい。

予約をしておいてくれた虎鯖鮨。
この脂のノリっぷり。
やっぱり旨いなあ。

作るもの以外のセレクションも良いのだ。

この辺りでネバっとこう。
ぎばさ。

定番らしいのだが、初めて食べたような。
辛めの肉みそを生ピーマンと。
この組み合わせに間違いはない。

渋いラベル。
油長酒蔵の鷹長。
風の森を作っている酒蔵なのか。

皆様色々とお飲みになられ。

辛味噌だったっけ?

フレッシュなザーサイ。

旭若松。

小さいサイズのラーメンでシメ。
至福。

やっぱりいい店だなあ。


しまってなかった。

ラボに移動してシャンパンを。
ジャン・ルイ・ヴェルニョンのAnecdote、ブラン・ド・ブラン。

外の席が気持ち良い。

一足先に電車に走る。

2014/05/18

堀切菖蒲園~北千住 飲み食い散歩

instagramで猛烈にそそられるもつ焼きの写真を見た。
北千住にできた店だそうだ。
近いじゃないか。
ちょうど北千住ツアーをやりたいねという話も出ている。
せっかくなら昼間っから飲み食いしたい。
でも、北千住の店は17:00~というのが多いね。
もう少し範囲を広げてみよう。
そういえば、隊長が前に堀切菖蒲園にある店のトマト餃子を薦めてくれたじゃないか。

そう、ハルピン餃子。

まずは3人でスタート。

5人で満席になってしまう小さなカウンターに、運よく席を確保。

自家製の腸詰は火を通してあり、やわらかい。
シナモンが香る。

セロリのサラダ。
シンプルにごま油と塩で食べる。

盛り合わせは、タンとハツとミミ。

葱とセロリを添え分けているのがいい。

トマト水餃子。
むっちむちの皮に大げさでなくジューシーな具。
姿は見えねど確実にトマトがいる。

焼き餃子も必食。

食べている間にも、餃子を買って帰る人たちがやってくる。
いいなあ。こんな店が近くにあるなんて。

辛口麺。

唐辛子というより麻のビリっとする辛さ。
スープ自体は透明感があり、餃子共々クセになる。

昼だからなのか、餃子と麺をサクっとやって帰る人が多いようだ。

優しいおばちゃんとおじちゃんにもグっときた。

腹ごなしも兼ねて堀切菖蒲園へ。

まだでしたね。

かろうじて地植えのものを鑑賞し、次行きますかね。

昼間に歩くのは初めての土地だから、ちょっとした旅行気分。

駅の反対側、14:00開店だという、きよし。

この日最初の客となる。

ちょっと気の抜けたようなボールと、

白菜漬け。

黒板に書かれた本日のメニューらしき一団から、刺身を2種。

イナダだったかな。

うーん。イマイチ。
「お母さんの冷蔵庫みたいになんでもあるね」
「客に『これないの?』と言われたモノ全部入れたんじゃないの?」
という話になるくらいメニューが豊富で、生も揚げも焼きもあるが、これ以上食べ進めようとは思わなかった。

電車で1駅、関谷まで行って、北千住に向かって歩く。

途中で気になる酒屋を発見。
入ってみると、日本酒や焼酎の種類が豊富。
しかも闇雲に集めたわけでなく、店主の好みが反映されていて、話も面白い。
配送をしてくれるので、ご一緒した方は1升瓶を3本購入。

日本酒の話をしていたら、飲みたくなってきたね。
北千住で、土曜日15:00から開いている日本酒自慢の店も見つけてありますよ。

雑居ビル2階の七色。
さかずきんちゃん関連の店。

良い天気の中を歩いたから、ビールをグビりといきたいね。
でも、少しでいい。
最適なサイズのグラスビールがあったので、それを。
常陸野ネストラガー。

お通しは、もずく、カレー風味の魚介パテ、粘り気のある青菜はなんだっけ。
キンジソウ?ハンダマ?

日本酒をグラスでいただく場合はワイングラスで。

香りが華やかなものとリクエストして、澤の花。

ここで1人合流。
テーブル席に移動。

タレをつけて炭火焼きしただだちゃ豆。
香ばしくて美味しい。

来福のX、直汲みをみんなで。

外に出てもまだ明るい。
いいねえ昼飲み。

目の前のレストラン、ニューあわやは気になりすぎるが、入る勇気がなかった。

メインの店まで、もう少し時間がある。
ちょっとだけ寄ろうと、幸楽。

幸楽ボールは何味なのかわからないけど、爽やか。

菜の花の辛し和えを頼んだら、我々が知っている辛し和えではないものが来た。
わさび菜のような香りの細切れの菜っ葉が油にまみれている。
中国式なの?

しっかりなシメっぷりのシメサバ。

誰だ、ここで鰻肝焼きなんて頼んだのは。
山椒をまぶしてもなお、生臭い。

こういう店は、なんでも揃えておくことに意味があるのだろうなあ。

ここでは鶏唐揚げが一番の当たり。
練りがらしが合う。

とはいえ、もういいね。

まるでスペインのバルをはしごするように、1人1杯1品頼んで、良ければしばらくいて、ダメなら次に行く。
楽しいじゃないか。

本日の目的はこの店。
つみき。

店内がまだ新しい。

まずはビールで、何回目かの乾杯。

新玉ねぎスライス。

タンは皮付きでおろしポン酢と。

この日の刺しは小袋のみ。
ブリンブリンのぴっちぴち。
生姜とにんにくと葱と、全部合わせて食べるのが旨い。

レバとハツモトを塩で。

フワ。

どれもあからさまに素材が良い。
焼き加減も塩梅も完璧。

シロはタレで。
味噌っぽい濃さで、焦げたような香りも美味しさ。

野菜も食べないと。
葱。

ハラミはレアで。

新生姜の甘酢漬け。

胡麻和えは春菊だったかな。

酒盗。

酎ハイに移行。

あると頼んでしまうフライドポテト。
本日のメニューにあったから頼んだら、なぞな粉がまぶされて揚げすぎで、残念。

ここでは内臓に専念すべし。

もともとこの店を教えてくれた方が合流して、ホッピー。

煮浸し。

シロリピートにカシラに、あと1つは何だ?

カシラのサクサクとキレが良い脂。

バイスな人も。

さて、次はどうするかな。
酒屋の酒場に行ってみるも、満員御礼で断念。
ここで1人帰宅。

では違うタイプの店にとスペインバルのボケロナに寄ると、また満席。
じゃあ本店に行ってみよう。

席数が少ない本店にタイミング良く席を確保。

赤ワインをボトルで。
ヴァルサンソのラクリムス 5。

シェリーを飲む人も。

ヒコイワシのマリネ。
酢が効いたものがしみる。

ハモンやソーセージの盛り合わせ。
ちゃんと吟味されてる。

チーズの盛り合わせも、やっつけ感なし。

にぼし、頼んだ人いたよね。
目の前のガラス瓶に入っていたのが気になったそう。

白もボトルで。
オチョア・ブランコ。

シラスのアヒージョ。

塩辛くなくて美味しかった。
アヒージョが妙に塩辛いバルが多いなあと思っていたので、うれしい。

スペインらしいカスッカスのパン!

空いたボトルの写真が残されていましたが、ここで記憶も記録も終了。
どうやらこの後、ごっつりに行ったらしいですよ。自分。
どこかの駅でタクシーを拾うところから記憶復活。
タクシー代からこの辺の駅だろうと推測してみる。

次の日、改札で引っかかる。
またしても改札を出た履歴がないらしい。
窓口に行くと、昨日は吉川なる駅で改札を入ったそうな。
吉川ってどこ?
調べると、武蔵野線の駅。
は?
武蔵野線に乗り換えるには、最寄駅の1つ手前の駅で階段を上らなくてはならない。
なぜにその手前の駅で降りずに乗り換えた?
何より、吉川で改札を入ったってのは、どうゆうことだ??

最大の問題は、他人にも自分にも、そこまで酔っぱらっているようには見えないこと。
皆さんがそろそろ終わりかなと思ったころに何かを追加しようとしたら、それは止めてください。
マジで死ぬので。

謎は残りつつ。
ご一緒した皆様、楽しい飲み食い散歩をありがとうございました!
ハルピン餃子、七色、つみき、ボケロンにはまた行きたいものだ。