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2016/01/17

インドで買ったもの

チェンナイの寂れた生活道具屋などで買ったペラペラステンレス皿と小さい匙。
右上のシチュー皿くらいの大きさのを一番使っている。
すっかりスパイス中毒になったので、家でインドカレーを作って食べる時に。
この大きさだけ何枚か買ってくればよかった。

オールドデリーで買ったアルミ?の器。
けっこう小さい。
使い道はあまりない。かわいいだけ。
大きさは良いのだけどくびれが邪魔。でもそれがかわいいから仕方ない。

チェンナイのNuts n Spice、デリーのファブインディアやThe Altitude Store、San-Chaで買った口に入るものたち。
このほかにカレーリーフ。

ギーの香しさよ。
スパイスミックスやギー、ヒングーパウダー、タマリンドペースト、カレーリーフ(大半は冷凍した)は家でのインド料理に活躍。

サマハンはスリランカのものだけど、寒い日に飲むと血の巡りを感じる。
温めた豆乳に入れて飲むのが好き。

カーンマーケットの文房具屋で買った封筒たち。
模様がスタンプされていて、ムラがあるのがいい。
ぽち袋じゃなくて長封筒が必要な時って、けっこうある。

ナリーで買ったドーティ&男性用スカーフ、タオル。
ワッフルタオルはすぐ乾くから、持ち運びに便利。
ドーティはそのうちテーブルクロスにでもするかな。

ナリーで買ったベンガルコットンのサリー。
ハリのある素材なので皺になるが、ベッドカバーにしている。
サリーとしても1度は着てみたいのだけど。

アノーキとファブインディアの服。
早く暖かい季節にならないかなあ。
肌寒い日に無理やり着て風邪をひく自分が見えるようだ…。

アノーキのブロックプリントストール、メハルチャンドマーケットで買った刺し子のストール、ディッリーハートで買ったカシミアのストール。

アノーキのは幅も広いので、テーブルクロスにするような気がする。
カシミアストールは、もっと買ってくればよかった。

アノーキのテーブルクロスとランチョンマット。
これも、もっと買えばよかった。

カーマやカディ、空港のアーユルヴェーダショップで買ったアーユルヴェーダ化粧品。

他にチェンナイの寺付近で買ったなぞの台や、ナリーのジュエリー屋で買った22金のリング。


買って後悔したものはなく、もっと買えばよかったというものばかり。
インドはショッピングも楽しい。

インド旅行準備、役立ったものなど

インドに旅行をする・したと言うと、「えー羨ましい!行ってみたいけど…」という反応が多い。
個人旅行にかなり慣れた人以外には、心配のある国のようだ。
でも旅行をしてみると、他の国と比べて特別難易度が高い国だとは思わなかった。
インド人は面倒臭い人が多いが、基本的に親切。
もっとみんな、インドに旅行したらいいのに。

ただし、インド料理が苦手な人には薦めない。
下調べとして在住者、バックパッカー、駐在員・妻、ツアー旅行者、バイヤーなど、あらゆる種類のブログやサイトを読んだが、2度と行きたくないとしているのはインド料理が苦手な人がほとんどだった。
日本のカレーが好きだから自分はカレー好きと思ってインドに旅行し、スパイスの入っていない料理がないと憤る人もいて、世の中色々だと思った。

トラブルの大半はぼったくりなのだが、よく読んでみると、本人がトラブル自慢のためにあえて起こしたとしか思えないものも多い。
土地勘がないところにホテルの予約をせずに乗り込み、オートリキシャ―の運転手に連れて行ってもらったら、そりゃぼったくられるでしょ。
東京でだって、よく知らない旅行会社でツアーを申し込んだら、事故にあう。
そういったことは、インドだけの話ではない。

というわけで、今回の旅行のサブタイトルは、「快適と安全を金で買う」。
ある程度の出費でトラブルは防げるのだ。

旅行の目的は、
1 食事
2 買い物
3 アーユルヴェーダ。
残念ながら、3だけが果たせなかった。
ホリデーシーズンに医師の診察の元に本格的なアーユルヴェーダが受けたければ、事前にちゃんと予約をしておく必要があった。


準備:

航空券

航空券はJALの成田・デリー往復が安かったので、JALのサイトから予約購入。

デリー・チェンナイの国内便はスカイスキャナーで調べて、都合の良い時間にあるエア・インディアを予約した。
予約をExpediaでやってしまったのだが、これは直接航空会社のサイトで取るべきだったと後悔。
後から何かあって変更やキャンセルをするときに、Expediaで予約していると航空会社のサイトではできないのだ。
Expediaのそういった窓口は電話が通じないことで有名。

ビザ

大使館まで行ってパスポートを預けてというのが煩わしく、ネット上で申請でき、メールで受け取れるe-Tourist Visaにした。

申請フォームに関しては、このwebサイトがわかりやすい。
ビザは2日後に登録したメールで送られてきたが、メール本文上にビザ番号が記載されただけの簡易なもので、これで本当に大丈夫かと不安になるほど。
行きの飛行機のチェックインの際、JALの地上スタッフは誰もこれを知らず、ちょっと面倒があった。
デリーでの入国審査では、奥にe-Tourist Visa用のカウンターがあるので、いたってスムーズ。

ホテル

ホテルは他の国でもトリップアドバイザーを参考にしている。
旅行者が撮った写真は事実を写している。
その上でAgodaやホテルのwebサイトで予約した。
パリの狭小ホテルの価格で、インドでは宮殿ホテルに泊まれる。
体調を崩したり、外の猥雑さに疲れたりしても、ホテルが快適ならば救われるというもの。

車の手配

デリーは広い。
インドは巨大だ。
デリーからタージマハルのあるアグラまで車で片道3~4時間かかる。
長距離電車は遅延が当たり前のようだ。
メトロもあるが、目的の場所が必ずしも駅の近くにあるわけではない。
車をチャーターするのが最も楽。

今回の旅行で車の手配をお願いしたのは、日本語ベラベラのインド人がやっているインド・ツアーズ アンド トラベルズという会社。
日本語でメールを送ると、日本語をローマ字書きした返事が返ってくる。
反応が早いし金額も安い(デリー1日8時間のチャーターで2200円+ドライバーへのチップ)、フィードバックもポジティブなものが多かったので、ここにした。
頼んだのは空港送迎、デリーでの1日8時間チャーターを数日、アグラへの日帰り旅行の車。
他にシゲタトラベルにも問い合わせて、こちらも対応がしっかりとしていた。

ドライバーは日本語を話せず、英語でのやり取りになる。
土産物屋につれていかれる問題はどこの旅行会社に頼んでも起こることだろう。
自分で調べて予定を組むのが面倒で、食事にさほどこだわりがなく、できるだけたくさんの有名観光スポットを回り、土産はてっとり早く買ってしまいたいという人は、ドライバーにすべてを任せればいい。
我々のようにそうでない人は、自分でプランを決め、それ以外には行かないと、はっきりと強く何度も伝える必要がある。
ドライバーが自分たち以上に自分たちの好みに合う店や場所を提案することなんて、まずない。
我々は最初のドライバーのおじちゃんが良かったので、2人目で油断して失敗した。

チェンナイはタクシーがとても少なく、都合の良い旅行会社も見つけられなかったが、オートリキシャ―がデリーほどスレてなく使いやすいと聞いていた。
事実、チェンナイでは遠出以外はオートリキシャ―を利用して、まったく問題はなかった。
値段交渉もコミュニケーションと思えば面白い。煩わしければ言い値で払っても数百円の違いだ。

レストランや店探し

前述のようにあらゆるブログなどを読んだが、特に役に立ったのは4つ。

zomato
インドの食べログのようなサイトで、書き込んでいるのはほぼインド人。
zomatoで高評価の店に行って、すべてに満足したし、自分たちが行ったレストランのレイティングに関しては概ね同意している。
場所と料理の種類、利用時間を選び、フィルターで店のタイプ(カジュアルかファインダイニングか)、レイティングが3.5以上であるところ、より細かい料理タイプなどを指定する。

渡辺玲先生のブログ
インド料理研究家の渡辺先生はインド食ツアーを主催し、そこで行った店をブログで紹介されている。
店情報はもちろん、インド料理についての説明も丁寧で、著書共々大きく役立った。

デリーウォーカー
今は更新されておらず、古い情報も多いのだが、記述は細かい。
デリーの全体像を把握したり、エリアごとの特色やどこに何があるのかを知るのに役立つ。

地球の歩き方デリー特派員ブログ
インドについての地球の歩き方は内容が薄いように感じたが、このブログは情報が多く、ショッピングエリアや州庁出張所食堂の紹介などもある。

本や雑誌で買ったのは、これらと電子版の地球の歩き方(北インド、南インド)。
雑誌は古いのが残念。
最近、インド特集がないからねえ…。
食事が主目的な場合、インド料理のレシピなどを少し頭に入れておくと、よりスムーズに理解できるし、楽しみ方が広がる。

プランを立てる際、デリーもチェンナイも広くて渋滞が凄まじいので、あまりキツキツにしないこと。
インドの大都市はきっと、どこも同じ状況だろう。


便利だったもの

とにかくマストだと思ったのは、スマートフォン。
というか、Google Map。
2Gなところも多いが、GPSはWifiが通じていないところでも使える。

タクシーやオートリキシャ―のドライバーたちは指定された場所を知らなくても、名前が似ている他所と決めつけて「オッケー大丈夫」と言う。
Google Mapでチェックしながら乗ることで、見知らぬ場所に連れて行かれることを未然に防げる。
こちらが道案内をしたこともたびたび。
初めて行く土地では、自分の居場所を知ることは大きな安心につながる。

同じ理由で、wifiルーターは借りていったほうが良い。

日本から持って行ったものたち。

アルコール除菌グッヅ
除菌シートは大量に持って行ったが、使い尽くした。
くみさんから勧められて、小分けにして持って行ったドーバーパストリーゼ77も活躍。
飲み水も歯磨きもミネラルウォーターを使用したが、テーブルから皿からカトラリーからすべてを除菌することも忘れなかった。
必要ない人もいるだろうが、短い旅でチャレンジをするわけにはいかない。
おかげでか、体調良好なまま旅を終わることができた。

トイレットペーパー
インドのトイレは凄まじいと聞いていたが、インド式は和式のような形状なので、用を足すことは可能。
ただしトイレットペーパーがないところが多いため、携帯しておいて助かった。

マスク
このほかにPM2.5対応のもの(ドラックストアで売っている範囲で)も。
デリーのPM2.5は世界一だそうで、真っ白。
他にマスクをしている人を見かけなかったが、喉が強靭でなければ用心するに越したことはない。
そもそも排気ガスが酷くて埃っぽいので、旧市街を歩いたりオートリキシャ―に乗ったりするときはマスクをしたほうが快適。
観光地でエセガイドやエセカメラマンに声をかけられにくいというメリットもある。

どこでもベープ
チェンナイ用に持って行った。
直前に洪水があったばかりだし、そもそもが暖かい土地で蚊が多い。
チェンナイでデング熱にかかって入院した人のブログを読んで、絶対に嫌だと思って用意した。
そのおかげかどうかは不明だけど、蚊に刺されることはなかった。

マイスプーン・フォーク
インドは右手で食べるというが、実際はカトラリーを出しているところがほとんど。
南インドは特に手食が一般的だが、カトラリーが出されなかったのは1軒だけ。
これらは主にテイクアウトしたものをホテルで食べる時に使った。
ホテルに頼めば貸してくれるものなので、なくても大丈夫。

あと、知っておいてよかったなと思ったのは、インドでイエスのジェスチャーは頭を横に傾げるということ。
前ではなく、横に倒す。
ゆらゆらと何度か繰り返す人もいる。
デリーでは外国人に慣れているのか幾分前気味に倒すからわかるが、南では横傾げが顕著。
何か頼んだ時の返事として、黙って頭をゆらりと横にするので、よくわかっていないのかと思ってしまう。


2016/01/16

Mehar Chand Market、Dilli Haat、Oh Calcutta! : インド9日目(デリー)

とうとうインド最終日。
夕方の便で帰るので、レイトチェックアウトにしてもらった。

朝食ビュッフェでは卵料理以外にドーサも注文があれば焼いてくれる。
うーん、チェンナイで食べたドーサはやっぱり美味しかったなあ。
東京の南インド料理店でも、ここよりもっと美味しいドーサが食べられる。

残念ながら、この日のドライバーも同じあいつだ。
旅行会社によると、混む時期で変わりがいないのだそう。
お客様の指定したところ以外には行かないよう強く言っておきますとのこと。
おかげで丁重な謝罪から始まり、終始静か。
ドライバーが無駄口をたたかないっつうのは快適だねえ。

前日のリベンヂでディッリー・ハートに行ったら、開くのは11:00だった。
10:00からと書いてあったけどなあ。

じゃあ、その後に行こうと思っていたメハル・チャンド・マーケットを先にしよう。
雑多な商店街風なのだが、Somaやファブインディア、洒落たブティックやインテリア雑貨屋なんかが並んでいる。

目的はオーガニック食材を扱う店、The Altitude Store。
中2階の小さな店だが、品揃えはなかなか。
オーガニックのヒングーパウダーやタマリンドペースト、スパイスミックス、南インドで買い損ねたカレーリーフを購入。
カシミアのストールや化粧品もあり、デリも備えている。
近所にはデリとイートインだけの店もある。

戻ってディッリー・ハート。
外国人観光客は入場料50ルピー。

インド各地の工芸品を売るスタンドがあるということで期待していたのだが、結局は布を売る店がほとんど。
「カシミアあるよ、パシュミナあるよ」とうるさい。
手のかけ方もそれほどではない品がほとんどのように見受けられた。
吟味して選ぶというよりは、手軽に土産物を買う場所。
ナリー後の我々には物足りない。

政府の運営だから適正価格と言われているが、実際はやはりふっかけてはいて、値引き交渉が必要。
とはいえ、外の店よりは最初に提示される価格が良心的。
ストールを買いたいならば行ってもいい。

今回のインド旅行で最後の食事となる昼食は、ちょっと離れたところにあるベンガル料理の店、オー・カルカッタ。

ちょっといいファミレスみたいな内装。
昼はビュッフェをやっていて、かなりお得だ。
でも、最後だからアラカルトでいただきましょう。
ベンガル料理は初めてでどんなものかわからず、お店の人のオススメに従う。

ビールがあるってのが有難いねえ。

テーブルの上にはマスタード。
さらにフレッシュなトマトソース、ヨーグルとココナッツのソースにもマスタードが入っている。
今までなかったものばかり。
ベンガル料理というのはマスタードを多用するのだねえ。

スモークされたHilsaという魚。
ちょっと中華を思わせる甘辛な味付け。
つけ合わせにインドで初めて出会ったフライドポテト。

フィッシュ・フライは本当にフライだった。
インド料理でチキンフライというと水分の少ないカレーだったから、揚げたものが出てきてちょっと驚いた。
葱のようなものが細かい衣の下に仕込んである。

青唐辛子をこうやって出すのはベンガル式?

Kosha MangshoとLuchi。

Luchiはプーリのような揚げパンなのだが、ふにゃふにゃと柔らかい。

マトンのドライなカレーはシナモンとクローブが香る。

Bhapa Ilish。
マスタードソースで蒸し焼きされた白身の魚。

ベンガル料理はマスタードと甘味が特徴的。

インドは広いだけあって、料理も地方色豊かで面白い。
ほかの地方の料理も味わってみたいものだ。


渋滞の中戻り、ホテル内のスパ、ESPAで揉まれる。
本格的ではないとのことだけど、アビヤンガがあった。
結局、この旅行でアーユルヴェーダの施術を受けられなかったから、せめてそれらしきマッサージでもお願いしよう。
またしても爆睡。
夜には眠れないくせに…。


スパ後に急いでシャワーを浴びて荷物をまとめ、空港へ。
国際便のほうのショップはイマイチ面白くない。
搭乗口前にぽつんとあった寂れたアーユルヴェーダショップだけが響いて、なけなしのルピーで歯磨き粉やターメリックのパックを購入。
レストランもインド色が薄いから、ビールだけ飲む。

インドからは以上です。

Dum Pukht : インド8日目(デリー)

ホテルでしばし休憩し、気を取り直して夕食。
チェンナイのファインダイニング体験に味をしめて、デリーでも行っておこうということになる。
食堂も美味しいし楽しいが、ファインダイニングにはまた違ったインド料理の世界があり、どちらも味わってこそだと思うのだ。

zomatoで検索。
レイティングの高いITC Mauryaホテル内のDum Pukhtに狙いを定める。
コンシェルジュに予約を頼もうとすると、このレストランは予約を取らないから、開店時間に直接行くようにとのこと。
ホテル内のレストランが予約を取らないってどういうこと?
自分で電話してみると、満席だから空いたら連絡するよと言われる。
やっぱり突撃するしかないわけか。

ちょっと前に着き、開店とともに入店。
無事に席を頂戴する。
押さえた色調でもインドらしい華やぎがあり、美しい店内。

テーブルの設えも上品だ。

そして充実のワインリスト。
チェンナイで割って涙を飲んだスーラの泡もある!
それ、グラスでお願いします。

フルーティ。

パリッパリのこれ、手を出さずにはいられないつまみ。

北インド料理の店では必ず紫タマネギのスライスが出るんだな。
胃を活性化させるような気がする。
生モノを避けていたインド旅行中、これだけは食べていた。

他の店もそうだったが、レモンの切り方がタイのマナオと同じ。
というか、インドでレモンとして出てくるものはマナオではないかと思う。

赤はボトルで。
同じくスーラのメルロー・マルベック。
包み込むような温かみがあるワインで、インド料理とよく合った。

ワインがある食卓。

料理の選択はサービスのお兄さんにお任せする。
勝手がわからない店では、それが一番確実。
コースは大人数用なので、アラカルトが良いですよとのこと。

Jhinga Dum Nisha。
Dumというのがたびたび料理名で出てくるので調べたら、蓋をして蒸らす調理法であるそうな。

大ぶりの海老をチーズとヨーグルトでマリネし、タンドールで瞬間火を通したもの。
サフランで香りづけした魚介のソースでいただく。

まるでオマールのような弾力と風味を持つ海老。
ソースの爽やかなコクにぐっと心を掴まれた。

また、ワインが合うんだ。

タンドールで焼かれたナン。

Diwani Handi。
メースとカルダモンが香るラムのシチュー。

ビリヤニ形式で密閉されて蒸し焼きされたのは、

Guchhi Pulao。

プラオとなっていますが、ビリヤニと同じ作り方ですよとのこと。
サービスのお兄さんイチオシのメニューで、Guchhiという特別な茸を使ったベジビリヤニなのだそうだ。

Guchhiって、アミガサダケのことか!
なんと素晴らしい香り!
アミガサダケとギーとバスマティライス、そしてカルダモンが混ざり合ったこの芳香は、インドから帰ってきた今も鼻の奥で思い出せる。

スパイスを加えたブラウンライタを混ぜつついただく。

今まで食べたアミガサダケ料理の中で群を抜いて印象深い。
恍惚という言葉が相応しい風味だった。

お兄さんありがとう!
感想を聞きに来たマネージャーに、情熱的に感動を伝える。

時間とともに裕福そうなグループで賑わい始める。

Gulab Ki Kheer。
バラの花弁を入れたミルクを甘く煮詰めたデザート。

食後にコーヒーを。
合計14,820.57ルピー。


東京にも、インド料理のファインダイニングってあるのだろうか?
スパイスを多用する料理は低くみられる傾向がある気がする。
和食やフランス料理、中華料理に全く劣らない、繊細で緻密な感覚を必要とする料理があるのに。
もったいないことだ。

こういった店は設えだけでなく、使われている材料や手間のかけ方の違いが明らかだ。
雰囲気が良いだけの高級店も多くあるのだろうが、やはりzomatoは裏切らない。

同じITC Mauryaホテル内のBukharaというレストランもzomatoの評価が高い。
次回デリーに来ることがあったら、このホテルに泊まってみたい。
宿泊先ホテル内に行きたいと思うレストランが入っているというのは、何かと助かるからね。


2016/01/14

Andlha Pradesh Bhavan Canteen、ファブインディア、アノーキ、ドライバー問 題再び : インド8日目(デリー)

昼食は今回2回目の州庁出張所の食堂で。
デリーには各州の出張所があり、その食堂は一般に開放されているそうで、中でも特に人気の食堂。
チェンナイから戻ってきての南インド料理だけど、州が違うし、とにかくここの評価が何を見ても高いので、食べてみずには帰れない。

食堂用のゲートがあるほどに人気。

日曜日の昼ということもあって、華やいだ雰囲気。

入って右側にあるカウンターで、まず注文をして支払う。

お代わり自由のサウス・インディアン・ターリーの他に、ノンベジのサイドメニューがあり、日曜の昼だけはHyderabadi Dam Chicken Biryaniが加わる。

チケットをもらって振り向くと、サービスの人がここに座れと指示。
インドの人たちは世話焼きなので、旅の間中、どうしたらよいかわからず立ち尽くすということがなかった。
その前に教えてくれる。

常に人が溢れているが、長く待つことはなさそうだ。

テーブルにはチャトニーやピックル、スパイスベイスンなど。

もはやお馴染みの入れ物からサンバルやラッサム、ダル、カードが盛られる。

ターリーはベジ。
2種類のカレーやパッパド、プーリ、ライスの係りの人たちも代わる代わるやってくる。

みんな度々回ってきては足してくれ、椀子状態。

日曜昼限定のビリヤニ。
200ルピーで、110ルピーのターリーの倍くらいの値段。

卵が上にのり、骨付きチキンが米に隠れている。
シャバシャバのライタとラッサム付。
味付けがあっさりとしているので、ターリーのカレーをいただきながら食べて丁度よかった。

ここでは断然ターリーがいい。
酸味の立ちっぷり、スパイスや旨味の鋭角さが南だなあ。

ここでもみんなよく混ぜて食べていた。
南インド料理を食べる場合のほうが、より混ぜているようだ。
1つの料理を賞味するというより、自分で混ぜて完成という感じ。
ターリーやミールスはまとめて1つの料理なのかもしれない。
一口一口、混ぜるたびに違った味になって、美味しいがたくさんある。
正解が1つじゃないのがインドっぽいなあと。

州特産のドリンクだろうか?
スタンドがかわいい。

で、食後はガッチリ買いまショー。
カーン・マーケットのファブインディアとアノーキ。
この2店で熱中しすぎて、マーケット内の他の店を見る時間がなかった。

ファブインディアは布製品の他にオーガニックやアーユルヴェーダの食品や化粧品も売っている。
店内で流れるテーマソングのループが気を狂わせる。

アノーキはジャイプールが本店のブロックプリント製品の店。
パリの立ち回り先にあって、ロングカフタンを買って愛用していた。
インドの製品と知り、今回のインド旅行で必ず寄りたいと思っていた店でもある。
インドではパリの1/5くらいの価格。
買うしかない。

この時の合言葉は「行きがけの駄賃」。
友達と2人、そう言い合いながら悩んだら買った。


すっかり高揚した気分で、次はDilli Haatに行こうと思っていた。
インド各地の物産展のような政府運営で入場料のかかるマーケットらしい。
ドライバーに「ディッリー・ハートに行って」と伝え、向かう。
近づき、反対車線を通った時、ドライバーが「メトロの工事をやっているから、閉まっています!」と言う。
車の窓から反対車線を見ると、確かに工事をしている。
初めてなので、どれがディッリー・ハートなのかはわからない。
ドライバーはメトロの新しい駅の工事なのだとしきりに訴える。
デリーお馴染みの渋滞で、すぐ前まで行くにはちょっと時間がかかりそうだ。

ドライバーは「ここのディッリー・ハートは閉まっていますが、新しいディッリー・ハートは開いています!」と言う。
そういえば、さっきからその新しいディッリー・ハートを薦めていた。
聞いたことないし、信用できないから断っていたのだ。
ディッリー・ハートのWebサイトを見ても、支店情報は載っていない。
ドライバーは新しい店は同じで、入場料もいらなくて、それを外国人は知らなくて損をしていると言い続ける。

うーん。
まあまだ時間もあるし、そんなに遠くはないと言うし、じゃあ、そっちに行ってみるかな。
ドライバーはさらに「近くにあるチープ・ジョンにも行きましょう!インド人はみんなそこで買い物します。あなたたちが今買ってきたようなものがもっと安く買えるんです。私を“シンジロ”だったらそこに行けるのに、あなたたちは私を“シンジロ”しない。はははっ!」。
ムカつくなこいつ。

渋滞で止まりながら、向かう。
しかし、遠いよね。これ。
まだ着かないの?
疑念が生まれる。
昨日のやらかしも忘れてはいない。

着いてみると、案の定土産物屋。
郊外だから、昨日のよりさらにデカい。
その名もDelhi Haat…。
こいつ…。

外から中の様子は伺えず、小規模デパート風でもあるから、とりあえずは入ってみるか。
しかし所詮は土産物屋。
そそられるものはない。
「これ、ディッリー・ハートじゃなくてデリー・ハートだよね?違うだろが!」と詰問。
「っえ!デリー・ハートだと思いました」と白を切る。
何度も連呼したし、お前もさっきまで「ディッリー」言ってたじゃないか。
支店だと。
我々も政府運営のマーケットだと念押ししてるし。

ここで疑問が湧く、「果たして本当にディッリー・ハートはクローズしているのだろうか?」。
再度Webサイトをチェックすると、数日前に行われたイベントの告知がされている。
更新はマメ。
ならばクローズ情報も載せるはず。
こいつ、やりやがったな。

「ちょっと確認してみたいから、ディッリー・ハートの前まで行ってみてくれるかな」。
焦りだすドライバー。
「Webサイトでクローズについて触れてないんだよね。私たち、門を見たわけじゃないし」。
ますます慌て、「っえ!?ディッリー・ハートはクローズしていないんですか!?工事中だったじゃないですか!」と。
まあ行け。
とりあえず行ってみろ。

開いてるわけですよ。もちろん。
「ごめんなさい!工事をしていたからすっかり閉まっていると思って!」と言い訳がうるさい。
「入りますか?まだ開いてます」と聞いてくるが、いや今日はいい。
あんたの所業に疲れ果てたからホテルに帰ってくれと伝え、旅行会社にドライバーのチェンジを要請。
耐えかねる。