2018/02/21

易老八跷脚牛肉 : 成都3日目

四川に来て、最初に「これだよ!求めてたのは!」と思ったのが、楽山の跷脚牛肉の店。
この料理を出す店はたくさんある中、大衆点評で評価が高く、場所が便利なところを選んだ。

開店したばかりで、まだ他の客はいない。

牛のいろんな部位がスパイスと一緒に煮込まれている大鍋。





これも頼もう。

英語は通じず中国語のみ。
指さしと画像、身振り手振りでオーダー。


その場で内臓を捌いているし、清潔感もあるし、美味しいに違いない。

来た来た、これが跷脚牛肉。
牛のあらゆる部位が八角などのスパイスと一緒に煮込まれている。
底にはセロリと白菜。

塩と唐辛子をつけながら食べる。

美味しい!
クリーンで旨味が濃くて、漬物的な奥行きもある。
唐辛子も薫り高いし、これはハマる。

温かい豆腐も、大豆ががっつりと主張してる。

小腸?に粗目の米粉を塗して蒸したもの。
これもいいわあ。
甘みと唐辛子の香り。
クセや臭みは感じない。
鍋の後でも箸が止まらない。


楽山は程よい大きさで巡りやすく、居心地がいい。
成都は巨大で、歩いて街を楽しむには時間が必要だけど、楽山は熊本くらいの程よい都会さ。

跷脚牛肉を出す店で、「八」の部分が別の数字の店がたくさんあるので、ここに限らず、大衆点評で評価の高い店で、自分の観光予定に都合が良い店を選べばよいと思われる。

2018/02/20

新幹線的な電車で楽山へ : 成都3日目

成都から新幹線的電車で1時間くらいの楽山は食の都であるらしい。
そりゃ、行かなきゃ。
日本でチケットをネット購入し、前日に発券をしておいた。
駅に入るには身分証明書の提示が必要なので、パスポートを持っていくこと。

新しいピッカピカの清潔な駅。

電車が到着すると、ゲートが開いてホームに降りられる。

新幹線もピッカピカ。

フルフラットになるビジネスクラスを狙っていたのだけど、席数が少なくて満席。
一等車に乗車。
日本の新幹線のグリーン車くらいの快適さで、トイレも清潔。
渋滞もないから時間も読めるし、楽山に行くならバスよりもこちらをおすすめしたい。

2018/02/19

銀杏金閣 : 成都2日目

成都の下調べ段階で一番気になったレストラン銀杏金閣。
元々好評だった銀杏川菜が系列店と合流した様子。

ホテルで予約してもらっていた。

メニューには西洋料理も並んでいて、何でもありな印象。
中から四川料理を中心に選んで頼む。

結果として、まあ美味しいけど、感動はなかった。
こういうタイプの中華料理は東京でも出会える。
この日はなかなか忙しい1日だったので、疲れを忘れさせるような料理を期待したのだけど、残念ながら、異国でのレストラン選びの難しさを痛感して終わった。
ここに来たことのメリットを強いて言えば、自分たちが「上手にまとまった小奇麗な」四川料理を求めていないということ。
というより、そういったレストランは東京もかなりいい線を行っていて、「これでこそ四川!」という来た甲斐を感じにくい。
上海はミキティが実際に食べて吟味した店に連れて行ってくれたから感動があったけど、信用できる友達の情報がない成都では、やはり難しい。

この前に成都のハイソな方々が集うお茶屋に寄っていたのだけど、そこで頑張って情報収集をすべきだったかもしれない。





2018/02/18

川菜博物館 : 成都2日目

豆板醤の本場、郫县にある川菜博物館に大熊猫繁殖基地からタクシーでやってきた。
四川料理の博物館と聞いたら、来ずにはいられない。
展示はしょぼいが、四川名物の軽食を色々と食べてみることができるし、ここで作っている無添加の豆板醤を買うこともできる。

中庭に設えられた試食コーナー。

十種類以上の四川軽食が食べ放題。
味はアベレージといった感じなのだけど、担担麺や涼粉、豆花、甘いものなど、ひとまずここで食べてみて、美味しかったら市内の専門店で食べればいい。
少しずつ気楽に食べてみることができるのはありがたい。

カボチャと挽肉の甘くない蒸し物など、熱々で。








豆板醤が甕で熟成されている。
ここで4年熟成までのものを買うことができるのだけど、スーパーなどで売られている市販品と比べると、かなり高い。
とはいえ、成都市内の高級スーパーやデパ地下で豆板醤を探しても、熟成されたものは見つけられなかったから、ここで買っておいてよかった。


味噌のようなコクがあって、これを使って麻婆豆腐を作ると、テクニック要らずで美味しくできる。

タクシーは走っていないので、博物館前から出ているバスで市内に戻る。
ローカルバスで、乗り換えなし1時間。

2018/02/17

大熊猫繁殖基地 : 成都2日目

夜もまだ明けきらぬ朝、開演前の成都市内にあるパンダ繁殖基地にやってきた。
ホテルからタクシーで20分くらい。
すでに行列。

ところで、成都の冬は日が上がるのが遅く、その分店が開くのも遅い。
ガイドや本に掲載されている開店時間は夏のものなのか、その時間に行っても開いていない。
朝早い活動前に食事を取れる店がなかなかなく、今回の成都旅行では朝食が食べられなかった。

とにかく広いので、歩いて行きも帰りもというのは辛すぎる。
先にカートで奥まで連れて行ってもらってから、歩いてもどりつつパンダを観るのが正解。

パンダのかわいさよ。
真夏以外は外にいるので、ガラス越しでなく見ることができる。

近いし、とにかくたくさんいるので、上野のように立ち止まれないなんてことなく、好きなだけ眺めていられる。

パンダが笹を食べるジャクジャクした音が聞こえる。


中国中からもたくさんの人が押し寄せていた。
開場と同時に入って午前中に見て回ったので、比較的ゆったりと観られたけど、昼に近づくにつれて混んできた。


こんな自然豊かな広々とした環境なら、パンダも快適だろうねえ。

朝から何も食べていないから、空腹で倒れそう。

売店で茶卵を買い食い。


2017年12月の段階でパンダを抱っこをするには、成都市内からかなり離れたところにある繁殖基地に行かねばならず、事前予約をし、パンダに感染するような病気を持っていないという証明書を提出しなくてはいけない。
中国語を解さない個人で全てを手配するのは困難で、旅行会社に頼むと10万円くらいかかる。
というわけで、抱っこは断念。