ちょっと早く着いたから、日本のワインが充実したワインスタンド、サンサンで1杯といこう。
ドメーヌ・ソガの日本酒は、日本酒とワインの中間のような軽やかさ。
さんさんの料理も美味しそうで、ここをメインに来なきゃいけないな。
さて、アルドアック。
友達が予約したのに入りこんだ。
いつも通り、まずは5,000円(税別)のコースと、それに合わせたグラスワインコース。
エウダルド・マッサナ・ノヤの泡。
お通しはグリンピースのスープ。
ブイヨンは使わず、グリンピースと水と塩とオリーブオイルだけ。
グリンピースの青さがより強調されている。
蕗とベーコンのガーリック炒め、モコ・ヴェルデ(?)なる酸味のあるパプリカソースで和えた真鯛のカルパッチョ。
ここでマンサニージャですか。
納得。
アホ・ブランコ。
去年、初めて来た時にこれをいただいて感動したのを思い出す。
絶妙な酸味使い。
具は苺、巨峰、ハモン。
緑はバジルソース。
ベルナベ・ナヴァーロのティナハス・デ・ラ・マタ。
メジマグロのマリネにカポナータ的な野菜。
ベルナベレヴァのナヴァハレロス。
何度食べても変わらずに感動する。
この日は少しいつもと違うところがあったような。
チャコリ。
パフォーマンスも大事ですよ。
アゲーレ。
アサリのリゾット。
パエジャよりしっとり。
アサリ出汁爆発。
バルバディージョのオロロソ。
合わせるのは、豚肉のモーロ風。
クミンが香り、スパイシー。
赤いのはモホ・ピコンなる辛さのあるソースで、燻製香あり。
さて、コースのデザートを後回しにして、お任せの追加をお願いしましょう。
トロりと生々しいイカにうるい、小松菜漬け。
ワインも合わせて追加を。
これは特別なものだそう。
ミンティだ。
アイオリ添えパタタス・ブラバスは指定で。
ここのが最高。
汁モノ、良いですなあ。
セリ、ネギ、うるいの茎、筍。
出汁はハモンだったような。金華ハムスープを思わせる。
長崎の真鯛は魚介なスープで。
この日の白眉は、シェフのお母様が漬けた15年モノの梅干し。
ジュレを纏っていて、実はぎゅっと詰まり、柔らかく落ち着いた深い酸味。
母は偉大なり。
コースに戻って、チーズ盛り合わせ。
最後に赤を。
ヴァルサンソのラクリムルス・レックス。
スペイン風フレンチトーストというか。
カリカリのアクセントとキャラメルの風味。
コレとチーズを交互に食べるのがまた、美味しい。
確実に感動がある店。