2017/01/20

スリランカ旅行準備、買ってきたもの

スリランカはリラックスをして旅ができる国だった。
高速道路が発達しておらず、電車が通っている街も限られたりと、移動の面での不便さはある。
それでも気を張らずにいられた理由は、偏にスリランカの人の穏やかさに尽きる。
観光地には物乞いも自称ガイドもいるが、インドほどのアグレッシヴさを感じない。
国立の医療費や大学までの学費がタダ、1年を通じて暖かく、フルーツがたわわに実り、米は年に2回収穫でき…と聞くから、人としての基本的なところで豊かなのかもしれない。
本当のところはわからないけれど。

コロンボの開発は著しく、数年でずいぶんと様子は変わるだろう。
よりラグジュアリーで洗練された選択肢が増えることが予想される。
今の牧歌的な雰囲気を味わっておけて良かった。


そして、今回の旅行がスムーズに進み、終始安心して移動できたのは、運転手のマイケルさんの人柄のお陰様でもある。
手配をお願いしたのはスリーエコ・ホリデーズという日本人の会社。
検索をして、評価が高かったので問い合わせをしたところ、対応がきちんとして丁寧で、驚いた。
日本にある旅行会社でも、ここまでしっかりとした対応をしてくれるところはそう多くない。
サイト内のブログを読んでも、社長ご夫妻のまじめな人柄が伺える。
ルールも厳密なのだろう、マイケルさんはジュエリー屋やスパイスガーデンなど、観光客を連れて行けばマージンがもらえそうなところをごり押ししたりはしなかった。
寺などの観光スポットと一緒にその存在を伝えはするが、我々が一度NOと言うと、その後話に出ることはなかった。
全く小狡さがなく、ときにはガイド、また地方の店では通訳さえもこなしてくれて、本当に感謝している。


今回、シギリヤ・ダンブッラ地区、キャンディ、コロンボと3都市を巡った。
コロンボはただの大都市で何もないと言われたが、大都市ならではの面白さがある。
でも3泊はちょっと多かったと思う。
高速道路が利用でき、2時間弱で行けるゴールに足を延ばしてもよかったかもしれない。


航空券:
JALやスリランカエアで週に何便か直行便がある。
我々は帰りの日がたまたま直行便で、行きはバンコク経由のみだったので、バンコクに2泊した。


VISA:
ETAというwebで簡単に申請できるヴィザがある。
申請して1時間もたたないうちに番号入りのメールが送られてきた。
それをプリントして持参するだけ。
私はアホなことに生まれ年を間違えて申請していたのがパスポートコントロールの時に判明。
係りの人がPCで訂正をしてくれ、無事に入国できた。


移動:
上記の通り、スリーエコ・ホリデーズに車の手配をお願いし、空港に迎えに来てもらってから空港に送ってもらうまでの7日間をずっとマイケルさんの車で移動した。
下調べ段階で、スリランカではそれなりのホテルには運転手用の宿泊施設があり、移動ごとに手配するよりは通しでお願いしたほうが良いというのを読んでいた。
いちいちタクシーの運転手と交渉したり、ホテルの車を頼んだりするのは面倒だし、金額的にも高くつくだろうとも。
コロンボはUberが発達しているから、コロンボまでの手配とするのもありかもしれない。


ホテル:
とにかくヘリタンス・カンダラマありきの旅行だったので、ルートもここの予約優先で決めた。
泊まってよかったと思うし、スリランカに行く人には強く勧めたい。
コロンボのシナモングランドも快適だった。
コロンボについては、グランドハイアットも建設中だし、ホテル事情は変わってゆくだろう。
なにはともあれ、スリランカはジェフリー・バワのホテルがある場所ではそれが最優先だというのが、結論。


レストラン検索:
スリランカの情報は限られている。
家飯マンセーという土壌もあるだろうが、それにしても。
ツアーで旅行する人が多いし、駐在の人も少ない。
日本語だけでなく英語でも検索したが、状況はあまり変わらず。
Yamuという現地のサイトがあるにはあるが、検索しにくい。
インドでお世話になりまくったZomatoもコロンボのページは情報量が少ない。
結局、Tripadivisorが一番件数が多いのだ。
バラバラのサイトやブログからチマチマと集めた情報をメモしてGoogleマップに星つけておくという方法で乗り切った。


ガイド本など:
スリランカについての本も少ない。
ガイドではarucoとるるぶを持って行った。
あってよかったのは、香取薫先生の「家庭で作れるスリランカのカレーとスパイス料理」という料理本。
旅行前にスリランカ料理についての基礎知識を得ることができたし、旅行中も食事の度ごとに開いて、何が入っているのか、どんな調理法なのかを確認することで理解を深めることができた。
帰ってからも、スリランカ料理作りに役立っている。



今回の旅行で買ってきたものたち集合ー!

キャンディのWarunaアンティークで買ったシンハラ時代のものだという壺。
花を活けたら生えるだろう。

横は買ってないけど、シギリヤで拾った石。
あの辺りの赤土の思い出。

クレイポット。
深いほうはインド料理含めて活躍している。
平たいほうは…、皿としてでも使うかな。

小さいサイズをいくつか買わなかったことを本当に後悔している。
帰ってきてから日本で買えないか検索したけど、見つからず。

スパイス色々。
モルジブフィッシュフレークやゴラカ、トゥナパハというスリランカのカレーパウダーのローストも。
普通のスーパーにあるものでは、Ma'sというメーカーのものが質が良さそうだった。

スリランカ料理はとにかくココナッツ。
日本にも売ってはいるが、混ぜ物をしているものも多いので、安心そうなものをオーガニックスーパーで購入。
ココナッツミルクパウダーやフレーク、ココナッツクリーム。

特にこのクリームは1箱に小分けパックが4つ入っていて、使いやすい。
お湯に溶かすと1番絞りのような濃いココナッツミルクになる。
無くなった時のことを考えて検索してみたが、小分けのものは見つからず。
そんなに頻繁に使うものではないから、使い切るのに困るようなのは買いたくないのだが。

キトゥルハニーとキトゥルジャガリ。
オーガニックスーパーで。
この旨みにも似たコクはスリランカ以外の料理にも活躍しそう。

最終日にオーガニックスーパーに寄った時に買った赤米、ポルサンボルの瓶詰と、マイケルさんの庭のカレーリーフ&パンダンリーフ。

ポルサンボルはココナッツフレークから作ったら美味しくできたので、瓶詰を買ってくる必要なかった。

赤米は玄米の炊き方と水加減で炊き、蒸らしを省いたら、現地で食べたような具合に仕上がった。

市販のパパダンをたくさん。
揚げるだけ。

紅茶色々。
主にお土産用。
スリランカといえば紅茶かカシューナッツ。
空港の免税店でもそれしかない。

上3つは見学をしたところのもの。

健康に良さそうなものたち。
コラキャンダのレトルト、サマハン、アーユルヴェーダ製品の大手シッダレパの歯磨き粉、アーユルヴェーダのドクターに薦められた持病に良いというオイル。

食品以外のもの。
象のプリントはパラダイスロードで買ったキッチンクロス。
中央上下のランチョンマットも同じくパラダイスロードで。

シナモングランドに入っていたセレクトショップがなかなか面白く、ゴールにあるPedlar'sという店の半貴石×シルバーアクセサリーを売っていた。
カジュアルなデザインで、気楽に使える価格。
で、ゴロっとした石まんまのリングを買う。
クラッチバッグはガバナーズレストランに行く前に、「少しドレスアップしなきゃいけないかも!?」と同じ店で買ったもの(全くその必要はなかった)。
スリランカのクラフト保護プロジェクトの製品だそう。

タイで買ったのはこちら。
生食に最強のナンプラー、カオクア、ニタヤのレッドカレーペーストと海老つまみ。
と、オートーコーの直売コーナーで買ったゲーンタイプラーのソース。
要は魚の内臓と塩のソース。
難易度高い…。実はとある会に持って行こうかと思って買ったのである。

帰ってから、記憶が鮮明なうちにとスリランカ料理を作った。
香取薫先生の本と料理教室で習ったことを織り交ぜつつ。

パリップ(レンズ豆のカレー)
ポルサンボル
ゴトゥコラサンボル
オールドシンハラチキンカレー
カシューナッツカレー
インゲンカレー
パパダン揚げただけ
赤米

出汁感があって軽やかなスリランカ料理は、家族にも好評でありました。
アンブルティアルや茄子のモージュなど、他にも作ってみたいものだ。