バンコクから3時間30分くらいでスリランカに到着。
ヴィザをネットで簡単に取得して余裕をかましていたら、登録した生まれ年が間違っているという失態。
とはいえ、別オフィスのPCで速やかに登録変更してくれ、無事入国。
ユルい国でよかった。
荷物を受け取って出ると、すぐに両替所エリアがあり、どこも同額。
日本語で積極的に呼び込みをしている。
今回の運転手のマイケルさんと合流し、外へ。
暑いな。湿気もけっこうあるし。
バンコクよりもさらに暑い。
クリスマス前の混雑もあって、呆然。
車はインドの時に利用したチャーター車よりも綺麗な日本車。
さて、これから4時間の移動だ。
スリランカはほとんど高速道路が通っておらず、一般道なために日本で1.5時間くらいで着くところに4時間かかる。
昼食がまだなので、途中、「ローカルな食堂」とお願いして、マイケルさんセレクトで寄ってもらう。
まさにローカルな食堂で、地元の人たちが食事をしに立ち寄っていた。
ビュッフェ。
スリランカの食堂はビュッフェか好きなものを盛ってもらう形式かのどちらかが主流なよう。
豆カレー、エッグカレーやゴトゥコラサンボル、インゲンなどのテルダーラ(炒め物)やキラタ(ココナッツ煮)、鶏や魚のカレー、冬瓜カレー、ポルサンボル、パパダン、豆の揚げ物ワデなど。
ご飯に盛って混ぜながら食べる。
優しい味で和むなあ。
現地のスリランカ料理は辛いと聞いていたし、確かに鶏や魚のカレーは辛いけど、激辛というのではなく美味しくいただける範囲。
バンコクから来たというのもあるかもしれないが。
マイケルさんも別のテーブルで昼食を取っていた。
気を使ってくれているのがわかり、好印象。
トイレも問題なく使えて、よかった。
ココナッツヤシやバナナ、マンゴーなどが茂る道や町を通って進む。
町では車も多く、軽く渋滞したり。
マイケルさんが、カードについて説明してくれた。
スリランカでは定番の水牛のヨーグルトなのだそうだ。
キトゥルヤシの蜜をかけて食べるのだと。
で、マイケルさん御用達の水牛を育てている農園直売所に寄ってもらう。
クルクルと丸いシンハラ文字。
テラコッタの簡易な器に入ったカード、上にキトゥルハニー(キトゥルトリクル)。
これが美味しい!
この後、色々なところでこの組み合わせを食べたけど、ここのを超えることはなかった。
まず、カードが濃い。
後味に水牛ミルク独特の風味があるのは、ナポリ郊外直販所のモッツァレラと同じ。
キトゥルハニーはどこのスーパーでも取り扱っているような一般的なものだが、本物のキトゥルの蜜は少なくなり、他のヤシ蜜を使っていることが多いのだそうだ。
ここのは黒蜜やメープルシロップのようなコクがありながら、香りが強すぎず、本当に美味しかった。
キトゥルハニーの販売もしていたのに、買わなかったことを後悔。
ヤシの合間には稲田もそこかしこにあった。
スリランカは年に2回米を収穫できるのだそう。
車を停めてまでと思い写真は撮らなかったが、道中の自然や家々の景色が楽しい。
青々とした稲田の奥にヤシが連なる景色は、まさに南国。
ホテルの周囲は舗装がされておらず、赤土のまま。
スリランカ中部は赤土で、それでテラコッタが赤い色になるんだねえ。