ゆっくり朝食と散歩を楽しんでから、ヘリタンス・カンダラマを出発。
付いているはずのバスローブやスリッパが置き忘れられていたりと不備もあったが、余りある気持ちの良いホテルだった。
スリランカに旅行をする人がいたら、必ずここに泊まるべしと伝えたい。
ランチだけ、内覧だけというのもあるようだけど、この気持ち良さはゆったり泊まってこそ感じられるものだから。
できれば2泊。
キャンディへは3時間くらい。
道沿いにはフルーツなどの屋台が何軒もあり、湯気が出ているところもある。
マイケルさん曰く、メースを茹でているのだそうだ。
メース?
インドのスパイスのメース?
どうやら違うらしい。
食べてみるために、良さそうな1軒に寄ってもらう。
これがメースとのこと。
トウモロコシじゃね?
茹でたてを水で軽く冷やして、剥いてくれる。
トウモロコシの一種だと思うのだけど、馴染んだものとは歯触りが違う。
よりしっかりとして、芋のようなところもある。
甘さが控えめなのは、日本のトウモロコシが品種改良で甘くなっているからだろう。
気になるところで止まって買い食いができるのも、チャーター車の魅力。
マイケルさんはスリランカの様々なことに詳しくて、説明をしてくれ、こういう時はシンハラ語英語間の通訳もしてくれた。
さて、キャンディへの途中、象の孤児院やジュエリーファクトリー、ノリタケのアウトレットなどをスルーして我々が寄ったのは、Aluviharaの石窟寺院。
ダンブッラ同様の石窟寺院で、
洞窟の中にはお釈迦様が寝てらっしゃる。
ここまでは普通の石窟寺院。
目的は、こちら。
地獄絵図。
地獄寺的な側面もあるんですな。
小さな子がおばあちゃんに連れられてきて、怖がらされていたり。
こちらは入口にがめついおっさんがいて、お布施をしろと要求。
現世もなかなか厳しいことを知る。
あらあら。
小さな部屋に、こういったのが4組くらい。
マイケルさん曰く、地獄ではなく、内戦時の拷問の様子とのこと。
マジで現世ヤバい。
小さな寺で、全体的にユルい。
ま、通りがかりだから寄ったけど、わざわざ行くほどのものではないね。
とっととキャンディに向かいましょう。