今回の旅で一番楽しみにしていたのが、やちむんの里の陶器市。
最終日に滑り込めた。
14:00過ぎだったが、これから来る人も多くて賑わっている。
窯はまとまっているところと点在しているところとあって、配置がわかる地図は配布していない。
どこに何があるのかを検索しながら回ったが、事前に下調べをしてこなかったのが悔やまれる。
まずは心を落ち着かせて、自分がどういうデザインが好きで、どんな大きさが欲しいのかを考えながら見て回る。
友達がやちむんの里には何度か来ていて、器にも詳しいので、指南してもらいつつ。
必ず立ち寄るという、大嶺工房へ。
ここのトルコブルーの器をご一緒した友達の家やスヌ家で見て、欲しいと思っていた。
ファンキーな装いの御大もいらっしゃる。
特徴的なシーサーがずらり。
迷いながら、好きなものと出せる金額との折り合いのつくところを模索。
真っ青なものより、クレヨンで塗ったようなぼんやりとした青の器が、自分には使いやすいだろう。
たくさんの窯で似たような伝統柄を用いているが、勢いや濃淡など、表現がずいぶんと違う。
横田屋窯。
明るいお母さんが木で熟したシークワサーをすすめてくれた。
薄い皮がすんなりと剥がれ、馴染みのあるシークワサーの香りや酸味とともに、みかんの甘さもある。
陶器市はお祭りで、どこの窯でもお茶やお菓子を出しているし、金月そばが屋台営業してもいた。
手作りでマイペースな雰囲気で、セールスされることもない。
地元の人も楽しむ祭り。
18度くらいだから上着は必要だが、東京から来ると暖かく、空気に湿気がある。
植物もずいぶんと南国。
近くにあったガラス工房はメルヘンで、好みではなかった。
工房の様子を垣間見ることができるのも嬉しい。
登り窯とはこれか。
ダイナミックなここの図柄も好きだったな。
5寸の椀を買わなかったことを後悔。
普段でも買うことができるが、陶器市はより気楽に見て回れて、いいもんだ。
次回は、初日の種類が多い時と、ちょっとだけ値引きされる最終日と、両方に来れたらいいなあ。
そして、やちむんの里の周りにある工房についても調べて、巡りたい。