冬限定の白菜鍋が素晴らしいという六本木の華都飯店で新年会。
なんてわかりにく建物!
内装のゴージャスさにちと怯む。
グラスのシャンパンもお高くていらっしゃるが、ま、新年会ですから。
お通し。
前菜盛り合わせ。
鍋用薬味たち。
とにかく腐乳に盛り上がる。
腐乳とネギと中国醤油、これだけで飲める。
ここの腐乳はクセと旨味だけ抽出したような透明な味わい。
さあ、鍋。
中に炭が仕込まれていて、火力が強い。
スープがすでに美味しい香りを放出していて、待ちきれない。
牡蠣や蟹、豚肉と白菜漬け、干し豆腐や春雨を、お店の方が順序立てて手際よく入れていく。
そろそろですか?
白菜漬けの酸っぱい香りが加わると、きゅっと舌が縮こまって唾液が出る。
もう待てませんけど。
ため息…。
この滋味たるや。
白菜鍋は何度か食べているが、どこよりもクリーン。
テーブルに乗る前の下ごしらえの丁寧さがうかがえる味。
豚肉も下茹でされているから、目の前の鍋ではアクが出ない。
鍋のシメはご飯とザーサイ。
ご飯にこの汁をぶっかけて食べて、再度悶絶。
麺も入れたいけど、メニューにないのね。
イチゴタピオカデザートをフルーチェと言ってはダメ、絶対!
美味しゅうございました。
でも、ここでゆったり飲んでいたらお会計がえらいことになる。
思いつく近辺の店に電話をするも、どこも新年会で満席。
そりゃそうだ。
というわけで、お洒落ファミマで買い物をして、とあるお宅に上がりこむ。
ワインは家主様ご提供。
ミエ・イケノのピノ・ノワール 2011。
これ、美味しい。
浮ついていない、落ち着いた華やかさ。
モエのグランヴィンテージ 2004。
わーい。
カルヴァドスまでいただいて、にっこりと帰路に着く。
ごちそうさまでした!