脅かさないね。
スヌ子先生の伝説的レシピで「豚肉のチョコレート煮込み」ってのがありましたなあ。
恐らく、最も再現されていないであろうメニュー。
鬼気迫るものがあった…。
なんだかウキウキさせる食材たち。
お肉は塊で買うのが一番。
イチゴ!
暖かい季節を思い出させる。
国産アンチョビ。
これ、ソースにするのがもったいないようなアンチョビ。
塩加減も程よく、しっかりとした身にフレッシュさも残り、そのままで食べたい。
固定観念とは恐ろしい。
ホイップクリームを泡立てる時にボールに移さなきゃいけないって思ってた。
箱で泡立てる!?
確かに洗い物も手間も減る。
空気を含んでも、そんなに嵩が増えるわけではないのだな。
スヌ先生の柔軟で合理的な思考に拍手。
かわいいカップは台湾土産だそう。
肉の開き方をいくつか試しつつ、
ソースを塗って成形。
肉の焼き色ってのはそそるね。
サーモンの皮を剥ぐところからやるのがいい。
卵はスクランブルエッグにするのか。
その理由にも納得。
そうこうしている間に肉はいい感じに煮え、美味しい香りが充満。
スヌ先生推薦の冷凍パイシートにスクランブルエッグやサーモン、ディルを詰める時、
豪快にはちきれんばかりに入れたほうが、
焼きあがった時、視覚的によろしいかと。
いそいそと盛り付け。
ワインはマコン・ヴィラージュと、
ジョスメイヤーのオレンジ色なのにA Noir。
外の寒さが嘘のような明るい食卓。
食べているとき、よく通りがかりの人が覗き込むのだけど、そりゃあ気になるよ。
ポークのポットローストと、菜の花のグリーンサラダ。
たっぷりのキノコにアンチョビやニンニクで風味を増したソースが詰まってる。
そこに清涼感を加えるのが、セージ。
この日は一緒に巻くのを忘れてしまい、焼きつけながら押し込んだのだけど、そこまでするほど欠かせない。
つけ合わせの野菜は歯ごたえを残して。
エッグサーモンパイ。
スクランブルエッグにしてから入れても、火を通し過ぎにはならないのですな。
パイ包みというのをちょっと難しく考えていたけど、パイの膨らむ構造を知れば、注意点も見えてくる。
色々と試してみたくなった。
おまけレシピは押麦のスープ。
レモンの皮で香りづけ。
むちっとした押麦は、けっこうスープを吸う。
かわいらしいイチゴのパルフェ。
アルザス、シュルンバジェのピノ・ノワールがCODで開きましたし、
パリ土産のパン・デピスをみんなで味見。
美味しいものや気になるものがあった時、共有したい人が集まっているから、ここに持ってくる。
しっとりとして上品。
また買おう。
脅かさないかは別として、再現性が高いメニューでしたね。
今月もありがとうございました。