大雪の中、10人全員が大きな遅刻なく集合。
ロオジエですから。
しかも個室ですから。
車の場合は特別な入口があるので、他のお客さんと顔を合わせずに入室できるそう。
トイレも別。
他のお客さんが写りこむ心配がないので、個室は写真OK。
初対面の方も多く、紹介などしていただきつつ。
ヴィルマールのグラン・セリエ・ドール 2008で乾杯。
バターを思わせるコク。
パプリカクリームのマカロン、黒トリュフをのせた栗のチュエリ、フォアグラ。
アミューズ・ブーシュはコンソメボライユのフラン。
上にセップの香るクリームと、ドライなセップ、パンチェッタ、リンゴ。
口と鼻を満たす旨味と香り。
カリっとドライなものたちのアクセント。
生雲丹のロワイヤルと貝類の取り合わせ、アサリのジュ、サフラン風味、フヌイユのサラダ。
ソースの酸味が輪郭を際立たせる。
シャトー・モンブスケ・ブラン 2007。
ボルドーの白。
ハタのバターポッシェ、あさり風味、黒トリュフ入りスペルト小麦のリゾット、トリュフのクーリ。
リゾットにも黒トリュフ。
ドメーヌ・ルーロのムルソー、レ・リュシェ 2002。
ミネラル。
メインに合わせて赤。
アリオン 2004。
スパイス。
クロッシュが開いた瞬間、感嘆の声があがる。
美しい。
牛ほほ肉のブレゼ、ビーツと蕪のグラッセ。
驚愕の柔らかさでありながら、きっちりと鋭角な肉。
野菜の甘さにも目を見張った。
キャロットのムースリーヌ、クミン風味が添えられていて、それを途中で合わせていただくと、また新たな味わい。
このムースリーヌのクミン度の絶妙なこと。
品がよく、主張し過ぎない。
牛肉の煮込みは苦手なのだが、これは口飽きも重く感じたりもせず、心から美味しいと思いつついただいた。
オレンジのシャーベットとゼリー、クリーム。
薄氷のような飴。
お茶菓子。
クルスティヤンに詰めたヴァニラアイスクリームと苺のマリネ、フロマージュブランのアイスクリーム、レモンの香り。
歯ごたえの多様さや軽やかさがすごく好み。
フリヤンディーズのワゴン。
毎回はしゃいでしまう。
チョコレートがけの生姜の砂糖漬けの辛さにびっくり。
山椒のボンボンショコラなんてのも。
ロオジエに来ると、完璧を知る。
隅々まで行き渡った美意識。心地よい隙のなさ。
ご一緒させていただいた方々のお話も面白く、12:00に始まり、気が付くと16:30。
常連の幹事様のおかげです。
ありがとうございました。
またぜひご一緒させてください。
外に出たら、笑っちゃうほどの雪。