2014/02/16

ベガ・シシリア会@ファロ

出張中に素晴らしいお誘いが舞い込んだ。
これを逃す手はない。

会場はファロの特別なお部屋。

9人での会食。

主役はこちら。
高揚して気を失いそうだ。

ボランジェのラ・グラン・ダネ 2004で乾杯し、ホッキ貝とつぼみ菜のサラダ。
貝の甘いこと。

オレムス、トカイ・フルミント・ドライ・マンドラス 2010の確実な酸味とふくよかさは、何度味わってもほれぼれする。

赤座海老のクルードとウイキョウのマリネ。

まず大きさに驚く。
その身はねっとりと濃い。

ウイキョウとオレンジ、オリーブオイルにコクを加えるのは、海老のミソ。

甘鯛のヴァポーレとホタテガイのヴルーテ。

これもまた、魚介類の持つ旨味に引き込まれる。
舌触りの滑らかさ。

こんな贅沢な飲み比べができるなんて!

マカン2009と、リリース前のマカン2010。

リオハという土地の持つ力を痛感するワインだ。
リリース後、あっと言う間に品薄になったそう。

最初の香りの馥郁さは2010が優れているように感じられるが、しばらく置いた後のハーブ香や奥行きはどちらも引けを取らない。
2010のリリースが待ち遠しい。

黒トリュフのタリオリーニ。

黒トリュフは、歯ごたえも楽しめなくてはいけない。
やわらかくも固くもない独特の食感。
だからこその厚さ。
絡めたソースにも黒トリュフ。

コルクについての話を聞いたり。
素晴らしいワインを作る人は、ワインを先の世代につなげるべく労力を惜しまない。

ベガ・シシリアのワインを飲むことがあったら、コルクを握ってみるベき。

クレピネットで包んだ仔羊ロース肉のロースト、黒トリュフ風味。
一皮剥くと、厚切り黒トリュフが巻かれている。

登場。
バルブエナ 5 アニョ、マグナム 1997。

圧倒的な多層感。
軽やかでかつ華やか。
時によって顔を変える面白さ。
いつまでも飲み続けて、その異なる顔を楽しみたい。

鹿児島産、網採り仔鴨のロースト、

内臓を詰めた腿肉を添えて。

ファロはイタリアンとフレンチのいいとこ取りだ。
このソース、火入れ。

イタリアのチーズ盛り合わせ。

デザートワインとして、オレムス、トカイ・アス、プットニョス 2000。

頬が緩む。

オレンジのパルフェとチョコレートケーキ。


ワインや料理の素晴らしさはもちろん、毎回感銘を受ける言葉やストーリーがある。

本当にありがとうございます!