パワースポットであると聞いた祠を参り、
電車で隊長との待ち合わせ場所へ向かう。
船で移動。
左手に見えますのは、ワット・アルンでございます。
船着き場から屋台通りを抜けて、
南部タイ料理屋が3軒集まる場所へ。
この日の昼は、南部タイ料理を堪能するのだ。
1軒目。
ガラスケースの中のお惣菜を選ぶ。
隊長にどれが南部の名物なのかを聞きながら。
ビールと一緒に、いただきます!
3種のぶっかけ。
キーレックというお茶の葉のような苦味のある葉のカレー。
クアキンムーというスパイスと豚の煎り炒めと、牛肉のカレーペースト炒めも。
タマリンドの葉と魚のスープ。
ココナッツミルク入り。
ゲーンタイプラーは内臓のみのアンチョビのようなかなり生臭い調味料の入った魚のカレー。
これは苦手な人も多いだろうな。
魚の発酵食品に目がない私でも、ちょっと強いと思う。
ハーブ野菜盛りはもれなく付いてくるもの。
タイに来て、インゲンの美味しさを再発見した。
ビールを頼むと氷が入ったカップがやってくるのだが、それは使わず、ビールグラスを頼む。
カオヤム。
これ、前に隊長がホームパーティで作ってくれて、印象深かった料理だ。
タイで一緒に食べられて感慨深い。
よく混ぜて、甘さのあるブードゥソースをかけて食べる。
魚粉とソムオーが重要だな。
キーレックのカレーは日本でも食べられるところがあるそうだが、タイで食べると実もたくさん入っているとのこと。
2件目いきましょう。
隊長は何度も来て食べ比べているそうで、料理ごとにこの店で食べるのが美味しいというのを知っている。
近所の人たちは、持ち帰りで。
気になるものがたくさん。
店の奥では下ごしらえ中。
プラートゥという鯵のような魚のターメリック揚げニンニクチップのせ。
ビールはラオがあった。
どこもおかず3種のせが定番のようだ。
サトー豆と豚肉、ガピの炒めと、豚肉のガピ炒め。
ガピに透明感があって、豚肉の味を引き立てていて美味しい。
甘い海老はなんでこんなに透き通っているのか?
ナンプリックガピ。
茄子の天ぷらと蔓のようなクルクル野菜で。
やはり、ここで使っているガピがクリーンで美味しいから、ガピ料理はどれも当たりだ。
プラートゥ揚げとニンニクチップ、ご飯、ナンプリックガピをミヤンカムの葉で包んで食べるのが旨いことを発見。
お茶のような香りで食後感すっきり。
はい、3軒目。
さすがに腹が満たされているから、軽めにね。
隊長も見たことがないという豆が店先に。
尋ねたら1つくれて、生でそのまま食べるのだと教えてくれたけど、それが熟していなくて固すぎ渋すぎ。
お店のおばちゃんがちゃんと熟したのも持ってきてくれたけど、やはり渋い味のする豆だった。
八角が香る豚肉と卵の中華系スパイス煮込み、クアキンムー、豚肉のガピ炒め。
豚肉のガピ炒めは2軒目のほうが好みだが、クアキンムーはしっとりとして、1軒目よりこちらが美味しかった。
違う店で同じ料理を食べると、スタンダードがわかるし、何が美味しさに作用するのかを知ることができる。
不思議なことに、タイで飲むビールは酔わない。
アルコール度は十分にあるのに。
気温なのか、料理なのか。
甘いものもいただこう。
バナナの葉に包まれたおはぎのようなお菓子。
ほんのりココナッツミルクが香る。
中には固いバナナ。
北部の旅の後に南部タイ料理をまとめてがっつり味わえたのが良い経験だった。
バンコクに来ることがあったら、また寄りたい場所だ。