イスラム系の雲南省出身者が開いているとか。
屋台の写真が載っていて、そそられる。
お、ここだな。
他の市場では見ないものばかり。
さあ、色々と買って食べてみよう。
こういう時、タイ語がわかる隊長がいてくれて助かる。
材料や食べ方を聞いてもらえるし、そもそも地方料理にも詳しいから、何かで見て知っていたり。
紅麹とお米を合わせたネームのようなもの。
豚肉も入っていて、お米は少し硬い。
パクチーとニンニクっぽい香りの細い根っこのようなものと一緒に食べる。
妙にクセになる味。
シイタケ入りのベジなサモサや、パネッレのようなもの。
本当にパネッレと同じ味だった。
ひよこ豆ではなく、他の豆かもしれないけど。
グルテン揚げ。
黒いのは、黒もち米粉使用らしい。
むちっとした揚げパンのようで、美味しい。
こりゃ、納豆じゃないか!
まんま納豆の味。
けっこうな賑わい。
豚の内臓のソーセージだと言われたが、日本に持って帰って炙って食べたら、内臓的な臭いはなかった。
脂が多めで塩は控えめ、熟成した肉の香りがして美味しかった。
唐辛子入りの高菜のような漬物がいくつも並んでいる。
見たことがない野菜が多い。
さっき紅麹米ネームと一緒に食べたのはコレだろうか?
唐辛子味噌のような調味料も。
ちょっとずつ味見をさせてもらうと、かなり辛いが、なんとなく馴染みがある味わい。
お、これは名物らしい。
平たい黒米餅で、炭火で焼いている。
熱々に甘い黒ゴマ味噌のようなタレを塗って巻いたのを食べる。
ほっこりと旨いなあ。
市ってのは、本当に楽しいねえ。
干し肉屋。
烏骨鶏はお頭付き。
花のような形の揚げ麺。
蜂蜜は蜂入りの巣を濾しながら瓶に入れて売っている。
やわらかな甘味が美味しいけど、この量はなあ。
飛行機も当日の荷物預け申請だと追加料金を取られるし…と断念したのが、いまだに悔やまれる。
タイの蜂蜜は美味しいのに。
さっきから人気の麺屋台で食べてみよう。
黄色い中太麺を選ぶ。
おばちゃんが3~4種類の辛味噌、醤油、パクチー、万葱、ピーナッツ、スープと手際良く入れていく。
たまらんね。
汁なしもあって、本当はそっちを頼んだんだけど、まあいいじゃないか。
好みで辛い高菜漬けを加えつつ、わしわし混ぜてかっ込む。
こりゃ旨いわ。
チェンマイ初日、「ここに1週間滞在するのって、飽きないのかね」と話していたのだけど、それくらいいたいという気持ちになっている。
この金曜朝市も、もっとゆっくり見て回りたいし、ここで野菜を買って、ホテルで料理して食べてみたい。
タイの民族の混ざりっぷり、それによる食文化の多彩さを見せつけられた。