海老のアヒージョと隊長たちが呼んでいる料理を食べに、タクシーでカオサンへ。
途中、イベントのようなものが行われていて、道がブロックされていた。
デモは前日を最後にしばらく行われないから、それではないとのこと。
山と積まれた食材は、回転が良いのがわかる新鮮さ。
海老もたっぷりと。
袋に入ったオレンジのは、海老ミソだそうだ。
隊長によると、家族でやっている店で、お母さん、お父さん、お姉さんの3人が料理をする。
メインはお母さんとのことだけど、時間が早いからか、この時は不在。
スープの担当は、いつもお父さん。
トムヤムクン。
ココナッツミルクは入らず、シャクシャクとしたココナッツの若芽が具として入っている。
海老出汁は濃厚なのに、味わいがクリーンなのはどういうことだ?
今まで食べたことのないトムヤムクン。
タイでの最初の1口でガシっと胃袋を掴まれた。
たまたまバンコクにいらっしゃり、本日ご一緒する方々と合流。
乾杯!
プラカップもしっかりしたものを日本から持参。
屋台だから、ワイングラス型にするのは控えた。
持ち込んだワインはロゼ。
アンリ・ミランのル・ジャルダン。
辛口のロゼが海老にぴったり。
調理されている海老のニンニク炒めはうちのかな?
これが噂の!
ガツンと脳みそに訴えかける旨さ。
ニンニクがそそりまくっているが、その辛味はない。
荒々しいのに、海老の火の通り加減や塩梅など、決まっている。
なにこれ!?
本当はこの海老油をバゲットに吸わせて食べる予定だったのだが、バゲットが買えずに断念。
バンコクでは美味しいパン屋がないそうで、日本から持ち込むつもりだったのに。
さらに、海老ミソ入り。
ぐわーーー!
旨味だけが濃縮されている。
ガっと炒めただけに見えたのに、どうしてこういう絶妙なところに落とし込めるのか?
フワフワとした卵や味噌があり、身はトロリとしていても、全く生臭くない。
ご一緒した方々が差し入れてくださったうちの1本も、ロゼ。
トラッチャ・デル・ピアンタヴィーニャのバルラン。
食いしん坊同士は通じ合うものがある。
カナー菜とカリカリ豚肉の炒め。
オイスターソースの柔らかなコク。
いやー、最初からコレって、幸先が良いですな。
さて、次の店に行きましょう。