ホテルが美しいというのは心が休まるものですね。
外は相変わらずのPM2.5で白いけれども。
The Leela Palaceの朝食ビュッフェはインド度低め。
インドメニューだけを盛ってみたが、イマイチ面白味に欠ける。
インドでの毎日の習慣、ヤクルトがあるだけ良しとしよう。
物足りなく、ヨーグルトにイチヂクのコンポートを入れたり。
欧米っぽさに油断して飲んだこのフレッシュフルーツジュース。
午後に私だけ少し腹がユルくなったのは、これが原因ではないかと思っている。
レストラン内に果物や野菜を絞るスタンドがあったので、その場で絞ってくれるのなら大丈夫かと頼んだら、置いてあったジュースを混ぜていた。
賢明にも試し飲みさえしなかった友達におかれましては、快調そのもの。
この日もチャーターしていた車で、まずはNational Handcrafts & Handlooms Musemへ。
ドライバーは前日と同じ。
入場無料。
見取り図や矢印がないので、どこに何が展示されているのか不明のまま、うろつく。
低い建物で囲まれた中庭はクラフト物産展のようになっている。
サリーなどの布や粘度細工、絵など、手工芸品の即売会で、実際に作っている人が売っているブースも多い。
より広いスペースにはテントが張られて、サリー見本市のようなことをしていた。
どうにか博物館の展示スペースへの入り口を見つけた。
1階は地獄絵図のタペストリーなどもある昔の貴族だかマハラジャだかの邸宅を移設。
柱など家の一部も持ってきている。
2階は機織り機と、
インド各地の手工芸布の数々。
とにかく点数が多く、種類も豊富。
広く多様な気候風土を持つインドだから、テクニックやモチーフ、素材もバリエーションに溢れている。
気の遠くなりそうな細かさ。
白く見えるところも、びっしりと刺し子がされている。
ところで、モチーフがグロいですけど。
生首までいりますか?
下絵なく縫うからこの写実力?
細かな絞りは、どうやって作るのだろう。
そして、ここのミュージアムショップが素晴らしい。
質の高いクラフト製品が集められていて、パッチワークは古いものも置いている。
他で見たのと比べて、価格も妥当だと思う。
友達が買ったダブルベッドくらいの大きさのタペストリー(?カバー?)には、みっしりとパッチワークと刺繍とスパンコール刺繍が施されていて、見るたびに発見があり、眺めながら酒を飲んだら最高だろうと思う。
インドとはいえなかなか出会えないような細やかな手仕事を、お得と思える価格で手に入れていた。
併設されたカフェレストランもzomatoで高評価だから、ランチをするのも良いかもしれない。