3時間ほどでムワッと生暖かい南国、チェンナイに到着。
デリーとは言葉が違う。
上の丸々しくてかわいいのがチェンナイのタミル語、真中がヒンディー語。
2週間前に洪水で大きな被害が出ていたので心配していたが、ほぼ復旧したようだ。
送迎車はホテルに頼んでおいた。
陛下もお泊りになったタージ・コロマンデル。
ジャスミンのレイとティラカ(?)で歓迎してくれる。
滞在中、終始アットホームな温かいサービスで、スタッフが何かと声をかけて気遣ってくれた。
眉間あたりに赤や白などの染料で描かれた点や小さな模様はティラカと呼ぶらしい。
性別や既婚かどうかではなく、あくまで宗教的なものだとか。
デリーではあまり見かけなかったが、チェンナイでは男性でこれを付けている人が多かった。
スタンダードな部屋でも広さがあり、落ち着いた高級感が心地よい。
遅めの昼食を取るために、ホテルでチャーターした車でポンディ・バザールへ。
このTナガル地区はショッピングエリアだそうだ。
Shri Balaajee Bhavanはチェンナイに何店舗か店がある定食屋。
必ず行こうと決めていた店の1つ。
混雑する1階を抜け、
冷房の効いた2階に通される。
南インドの定食、ミールスは15:00までなため間に合わず、ティファンと呼ばれる軽食をいただくことにする。
マサラ・ドーサ。
サンバルとココナッツチャトニー、グリーンチャトニー、オレンジのはタマネギのチャトニーかな?
表面はパリっとしつつ、内側はしっとり。
東京でもドーサは好きで食べているが、今まで食べたものより醗酵の酸味をしっかりと感じる。
サンバルにはたっぷりのドラムスティックとカレーリーフ。
やっぱり本場は美味しいんだなあ。
サンバル・ワダ。
すり潰した豆主体の生地を小さなドーナツ状に揚げたワダをサンバルに浸したもの。
こちらには生タマネギが入っていて、やわらかな豆の旨味のサンバルにフレッシュさが加わっている。
浸されつつも、カリっとした食感がかろうじて残るワダ。
ワダは初めて食べたけど、けっこう好きだ。
この通りには生活用品やサリーなどの服飾品の店やらが並んでいる。
通りがかった小さな調理器具・食器屋を掘る。
ピカピカの最新ステンレス食器にはそそられない。
棚の一番下、床に直置きされた古くてペラペラのものを漁る。
柄や大きさがまちまちなので、好みのものを掘り出す。
チャーターした車とは待ち合わせ場所を決めて、帰りたいときに連絡を入れることにして、歩いて見て回る。
よろずプラスチック製品の店。
下調べでチェックしていた調理器具や食器の大店、Rathna Storesも難なく見つかった。
最新のステンレス品ばかりで、自分の好みとはちょっと違ったなあ。
こういうキッチュな鍋は、かわいいけど、家には合わない。
インド料理を頻繁に家で作る人や、カダイなどのしっかりとしたインド調理器具を買いたい人には最適な店だと思う。
店の1/3くらいは宗教用品的なものが占めていた。
最初の店でペラペラステンレスの器、Rathna Storesで小さなレンゲと角度が役に立ちそうな匙を購入。
この打ち模様のある器は、インドで買いたいと思っていたものの1つ。
無事に見つけられて満足だ。