クリスマスの日の朝食ビュッフェは、クリスマス飾りがされていた。
うーん。
この日お初なインドパンはウタパム。
豆と米をすり潰して醗酵させた生地に具を入れて焼いたパンケーキ。
赤いバナナは甘味と酸味のどちらも強く、美味しい。
ホテルで車をチャーターし、マハーバリープラムに向かう途中で、カーパーレーシュワラ寺院に寄ってもらう。
南インドらしいカラフルな塔型寺院を見ておきたかったのだ。
門の上でお出迎えされているのは祭られているシヴァ様ですね。
ご夫婦で神牛ナンディンに乗っていらっしゃる。
両端のガタイがいいのは誰だろう?
ヒンドゥー教の物語をちゃんと読んでみたいものだ。
ちょっと聞くところによると、面白逸話が盛りだくさんだから。
修復中…。
ところで、チェンナイの街のそこらじゅうに顔写真入りポスターが貼られているこの女の人は誰っすか?
この日のドライバーのおじちゃんに聞くと、チェンナイのあるタミル・ナドゥ州州知事だそうだ。
サングラスのおっさんの写真が添えられていることが多くて、「きっと亡くなった旦那さんで、その遺志を継いで出馬ってやつじゃない?」と予想していたら、全く違った。
グラサンは元州知事だけど、旦那ではなく、彼は2004年にチェンナイを津波が襲った時に海岸にいて亡くなったのだそうだ。
そういう劇的な死に方をすると、神格化されるよね。
というわけで、前日のDry Dayはこの女の仕業と判明。
カラフルに塗られた像がびっしりと埋めているという塔を見られなくて、残念。
デリーでは見かけなかったが、チェンナイでは家の門の前に白いチョークで様々な花のような絵を描いてあることが多かった。
この寺院の前には、それがより大きく、カラフルに描かれている。
ヒンドゥー教徒は、毎朝門の前を水を撒いて清め、上から模様を描くのだそうだ。
調べると、コーラムというらしい。
朝の路地には、まだ描かれたばかりの形の異なるコーラムが並ぶ。
寺院入口には太鼓隊がいて賑やか。
境内には靴と靴下を脱いで裸足で入らなくてはならないそうだ。
靴は持って入れず、外に置く。
土足のまま入ろうとしたら、親切なマダムが教えてくれた。
とはいえ修復中だし、靴がなくなっても困るから、ま、いいか。
仲見世通り的な?
寺グッヅを売る店。
こういうところを素通りできない。
で、小さな台を購入。
家の飾りにしよう。
犬はそこらじゅうでよく寝ている。
神様、落書きされてます?
番号まで付けられて。
車の中から果物野菜露店市を撮ろうとしたら、スクーターのおじさんに邪魔されたり。
マハーバリプラムに向かう。
この辺りは寺院が多い。
郊外には野良牛もいる。
こういうのの規模が大きい版を見たかったのになあ。
ドライバーのおじちゃんの家が近いということで、なぜか寄ることに。
娘さんとお孫さんに日本人なる生き物を見せたいのだろう。
小1時間でマハーバリプラム到着。
これが噂のクリシュナのバターボール。
ありえない角度で静止している巨石。
石を支えるポーズはインド人もやる。
犬はどこでも快眠。
ふむ。
巨石を掘って作ったという寺院たちが点在。
マハーバーラタとか、そういう物語ですよね?
天井も抜かりなし。
周りはこんな。
ガンガーの降下。
野良牛より野良山羊のほうが多い。
ファイブラタ。
これまた全部、1つの石から掘り出したそう。
レリーフはどれも滑らかで美しい。
奥ではインド人家族が記念撮影。
外国人よりインド人観光客が多かった。
野良牛も発見。
駐車場には土産物屋が並んでいて、
微妙なものを売っている。
海岸寺院へ。
ここだけ特別扱い的に整備されている。
トイレに行きたいとドライバーのおじさんに伝えると、この中に唯一ある土産物屋に連れてきてくれた。
インド式で、可能な範囲。
防風林の先は海。
ご本尊的レリーフに参るために、裸足になる。
写真は控えた。
周囲にも、神様のレリーフ。
リンガ。
フェンスで囲われた海岸寺院公園の外は、海。
屋台が出ている様子。
インド人はどのように海で過ごすのだろう。
海岸寺院公園の芝生では、ピクニックをしている家族も。
子供たちは珍しそうに寄ってきて、写真を撮ってと言う。
マハーバリプラムではマスクをしていなかったせいか、何度かインド人に一緒に写真を撮らせてと頼まれた。
どこか見知らぬインド人家族の観光写真に自分が納まっているとは、妙なものだ。
帰りの車の外に、神牛様が!
瘤がある白い牛。
写真を撮ろうと乗り出していたら、ドライバーのおじさんが引き返して止まってくれた。
神牛様たちは、牛飼いに連れられていて野良ではなかった。
角が着色されていたから、祭事用なのかもしれない。
チェンナイとマハーバリプラムの間にあるMGM Dizzee World。
気になりすぎる。
チェンナイ市内に戻ってきた。
おばちゃん、こんなところにまで。
ホテルでスパイスカシュナッツとビールで一息。
さて、昼ごはんにいきますか。