パリに移動した日の夕食は、こちらに住む友達とシェ・グルヌイユ。
グラスのシャンパンを飲みながら、前菜。
マッシュルーム入り白身多めスクランブルドエッグに黒トリュフ。
トリュフオイルも使われていて、香る。
ちょっとおぼろ豆腐のような食感。
友達の頼んだフォアグラ入りのテリーヌも、塩梅が良い。
ボトルワインは前菜を食べ終わった後だったから、メイン用に赤。
トゥール・デ・コンブ 2009。
ワインリストは黒板のみで少なめ。
メインに店名にもなっているカエルを頼もうとしたら、この日はなかった。
プリフィクスメニューには含まれないスペシャル料理の中から、アンドゥイエットのパイ包みを。
モリーユが入って軽やかなアンドゥイエット。
独特の香りはあるが、しつこくない。
シャルキュトリーで働いていた経歴のあるシェフだし、下調べで見た画像などから、もっとボリュームがあって重い料理を予想していた。
食べてみると程よい量で、胃袋への負担が少ない仕上がり。
友達の豚煮込みとレンズ豆も、適格な美味しさだった。
プリフィクスメニューにはデザートかチーズも含まれる。
チーズのセレクションも良い。
ババにはラムを好きにかける。
飲み足りないしゃべり足りないで、赤追加。
エルミタージュ・デュ・ピック・サン・ルーのトゥール・ド・ピエール。
下処理の丁寧さが伝わる伝統的な料理は美味しく、値段もお得感がある。
キラキラと皿が輝いて見えるような料理ではないし、自分もまたどうしても行きたいという店ではないけれど、とはいえもっと人気になってもよさそうなもんだよね、という話になった。
一番の原因はウェブサイトのダサさじゃないかと…。
食事をご一緒した友達から、今回も花束をいただいた。
花器と長さを調節する用のハサミまでついて。
いつもありがとうございます!
春を先取りするチューリップ。
滞在中、ずっと元気に咲いていて、心を和ませてくれた。
出張中は部屋での作業も多いから、本当にありがたい。