2015/01/27

Chez Grenouille

パリに移動した日の夕食は、こちらに住む友達とシェ・グルヌイユ。

グラスのシャンパンを飲みながら、前菜。

マッシュルーム入り白身多めスクランブルドエッグに黒トリュフ。
トリュフオイルも使われていて、香る。
ちょっとおぼろ豆腐のような食感。

友達の頼んだフォアグラ入りのテリーヌも、塩梅が良い。

ボトルワインは前菜を食べ終わった後だったから、メイン用に赤。
トゥール・デ・コンブ 2009。

ワインリストは黒板のみで少なめ。

メインに店名にもなっているカエルを頼もうとしたら、この日はなかった。
プリフィクスメニューには含まれないスペシャル料理の中から、アンドゥイエットのパイ包みを。

モリーユが入って軽やかなアンドゥイエット。
独特の香りはあるが、しつこくない。

シャルキュトリーで働いていた経歴のあるシェフだし、下調べで見た画像などから、もっとボリュームがあって重い料理を予想していた。
食べてみると程よい量で、胃袋への負担が少ない仕上がり。

友達の豚煮込みとレンズ豆も、適格な美味しさだった。

プリフィクスメニューにはデザートかチーズも含まれる。
チーズのセレクションも良い。

ババにはラムを好きにかける。

飲み足りないしゃべり足りないで、赤追加。
エルミタージュ・デュ・ピック・サン・ルーのトゥール・ド・ピエール。

下処理の丁寧さが伝わる伝統的な料理は美味しく、値段もお得感がある。
キラキラと皿が輝いて見えるような料理ではないし、自分もまたどうしても行きたいという店ではないけれど、とはいえもっと人気になってもよさそうなもんだよね、という話になった。
一番の原因はウェブサイトのダサさじゃないかと…。


食事をご一緒した友達から、今回も花束をいただいた。
花器と長さを調節する用のハサミまでついて。
いつもありがとうございます!

春を先取りするチューリップ。
滞在中、ずっと元気に咲いていて、心を和ませてくれた。
出張中は部屋での作業も多いから、本当にありがたい。