浅草のタイ料理店、ソンポーン。
行きたい行きたいと思っていて、やっと。
カウンター5席しかないところを浅草姉さんが押さえてくれた。
ちょっと早く着いてしまい、前のお客さんがまだお食事中。
後ろで立って飲みつつ待たせてもらう。
明るくてかわいいママは常連さんからもらったというクリスマスエプロン着用。
ネームクルック。
揚げたてなのがわかるライスボール、ネームとたっぷりの刻んだハーブや生姜やピーナッツ。
コクもキレもあって、バランスが取れている。
ここの料理、すごく好きだ。
ホイトード。
ガリっと歯ごたえ良く揚げ焼きされた中は、トロリと牡蠣。
初めて食べたけど、オースワンよりホイトードのほうが好きだわ。
コームヤーン。
コブクロなどの内臓や皮が入って歯ごたえの楽しいラープムー。
トムセップは内臓のスープ。
旨味の濃いスープは、生臭さや脂っぽさが全くなく、ピュアだ。
ラープムーの内臓もだけど、丁寧に下処理をされているのだろう。
内臓の歯ごたえは好きだがコッテリとした臭いは苦手なので、有難い。
浅草姉さんが予約をしておいてくれたのが、カオソイ。
それだけ手間がかかるのだそうだ。
目の前で揚げた麺と茹でた麺、刻んだ薬味。
牛肉をじっくりと柔らかくなるまで煮込んだココナッツミルク入りカレースープ。
まろやかな口当たりで、後からじわりと来る辛さ。
全てを合わせ、高菜のような漬物を加えて混ぜながら食べる。
甘い辛い苦い酸っぱい、カリッサクックニュットロッ。
タイ料理の醍醐味は、多様な要素を一度に味わう面白さではないかと思う。
カオソイの美味しさを初めて知った。
さすがに食べきれず、残りはお持ち帰りにしてもらう。
ソンポーン、都内近郊で行ったタイ料理屋の中で、今、一番好みかもしれない。
テンポよく出てくるので、時間がまだ早い。
食後酒といきますかね。
洒落たバーに連れてきてくれた。
FOS。
寒いから、まずは温かいものをいただこう。
ウィスキーベースのホットカクテルを。
その後に赤ワイン。
いい夜だった。
浅草姉さんは手札が多い。