ミラノ最後の晩餐。
1人でも臆せず夕食を取れる店があるってありがたい。
「日本人はこれが好きね」というレモンと青唐辛子のスパゲッティーニ。
しっかり酸っぱくて、しっかり辛い。
香るのはオリーブオイルにレモンにパセリ。
いつもメニューにあるわけではない。
セコンドは、銀鍋で調理された目玉焼き2つを覆うカラスミ。
熱々。
新鮮な組み合わせだけど、当たり前のようにしっくりとまとまっている。
白味のプリンとした歯ざわりに半熟の黄身のコク、カラスミの塩気と熟成香。
今度、家でもやってみよう。
熱々というのもカラスミの生臭さを感じさせないポイントなのかもしれない。
ここは明確で強いメニューが多い。
研ぎ澄まされたようなシンプルさ。
プンタレッレは乳化されたようなアンチョビソースで。
ブルーベリーとココナッツのタルト。
ドルチェも必食。