以前に一度食事をして、印象のよかったル・グラン・パンで、今回最後の夕食。
19:30に着いた時にはほとんどお客さんがいなかったが、20:30には満席。
すっかりフランス語が流暢になった友達のお陰様で、メニュー選びやお店の人とのやりとりもスムーズ。
ありがたいことです。
シャンパンで乾杯。
マテ貝があると頼みたくなっちゃうね。
ちょっと小ぶり。
オリーブオイルとケッパーとパセリとシブレットとスライスアーモンド。
久しぶりな気さえしてしまう南の味が、浸みるなあ。
やはり、バターなどの動物性油脂寄りな日々が続くと、舌も内臓も疲れてしまうのだ。
エスカルゴもオリーブオイルで酸味を活かした味付け。
クニュクニュとした歯ごたえも楽しいし、エスカルゴ自体の風味も濃い。
塩梅も良く、やはりここの料理はすごく好みだ。
ワインはセバスチャン・リフォーのサン・セール 2011。
このナイフの無骨さが好きだ。
Eric Boissetか。
今度見つけたら買ってみよう。
メインは豚。
つけ合わせはポテトフライ。
2人分がどーんと登場。
ナッティな脂、ジューシィなピンクの層、しっとりと吸い付く白い部分。
どこを食べても美味しい。
不思議と食後感が軽く、満腹と言いつつフォークがのびる。
そして、フランスで食べるポテトフライには、何度だって感動する。
黒板に書いてある量り売りワインが、美味しいのにえらく安い。
次回は最初から黒板ワインにしようかね。
きゅっと縮むような酸っぱさのリュバーブコンポートの上に、薫り高いバターを使ったクランブルと濃厚なキャラメル。
たくさんのお客さんが、厨房に通じる窓からシェフと挨拶を交わしていた。
常連さんが多い、いい店だ。