幡ヶ谷の駅直結の古いビルにある龍口飯店。
絶妙なユルさが落ち着く。
まずはビール、そこから紹興酒を3人で1.5リットル。
控えめに500mlずつ頼んでたのがアホらしかったね。
料理はお任せで、ストップと言うまで出てくる方式。
蒸し焼きかな?しっとりもっちりの鶏と豚。
酢漬けにした蕪とミョウガ。
千葉産の菜の花と干し海老の炒め。
シャッキリ。
油がキレている。
温度調節が上手い店の炒め物は、軽やか。
待ってました、上海蟹。
蟹みそと卵がトロトロに一体化。
バンコクのあのインチキ男性シェフの店のプーパッポンカレーを思い出すねと言いながら、手をドロドロにして蟹の身をせせる。
甘めの饅頭が合うこと。
アスパラと金華ハム。
干し海老も金華ハムも、ここのはワザとらしくない。
じんわりとした旨味。
全般的に塩が控えめで、素材の風味を活かしているのも好ましい。
金色に輝くスープ。
ひたすらに出汁。
やさしいのに強く深くまで染み込む。
こういうのを途中で出してくれちゃうから、紹興酒が進むんだ。
刻んだ香味野菜が主役のエビチリ。
海老よりもソースに夢中。
ちゃんと辛くもある。
予約時に頼んでおいてくれた蒸し?茹で?上海蟹。
紹興酒がほんのり香る。
生姜の入った赤酢が添えられていたけど、ほぼ使わず。
ただただ蟹を味わう。
やわらかな鹿肉に砕いたカシューナッツをまぶして揚げたもの。
花椒塩がピリっとしめる。
どうやったら、衣をはがさずに揚げられるんだろう?
花ニラと豚肉。
花ニラの奥ゆかしいけどニラな香りとやわらかさ。
豚角煮。
脂がまったくくどくなく、トロりとほぐれる。
この日のメニューは食べつくしてしまったそうなので、炒飯を。
もちろん美味しい。
看板メニューの翡翠麺。
中華も出汁だなとしみじみ。
支払いでお得っぷりにびっくり。
一度来てみたいと思っていたキナッセに、やっと。
この日はキャンドルナイトだそう。
終電が迫っているから1杯だけ。
白をお願いしたところ、北海道の藤澤農園の。