お腹が満たされたので、骨董屋巡りといこう。
詳しい方のお気に入りのお店に連れて行っていただく。
今昔西村で古代布にうっとりしたり、
画餅洞で小さな仏様の話を聞いたり。
若い店主とは気負わずに話ができて、興味をそそられる話をうかがえるのがうれしい。
近くに来たので、粟餅の澤屋に寄る。
エプロンをかけたマダムたちがその場で粟餅を捏ねてくれる。
1人1皿がマストなので、お茶付きのセットにする。
やわやわでプチプチの粟餅にきなことあんこ。
歩いて次の骨董屋に向かう。
何かお祭りがあるのだろうか?
京都は住宅地の路地を歩くだけでも目に楽しい。
百芍丹。
こちらも若い店主が、愛情たっぷりに語ってくれる。
Masaでは、骨董を使った空間の作り方を学ぶ。
さて、昼飲み始めましょうかね。
東山のうえと。
きっぱりとした空間でワインを。
ペルソン、L'Audacieuse。
香りがふわっと広がる。
この形のシャンパングラスも良いものだ。
白で出していただいた中から、右のトルコのワインをいただく。
ラベルにある通り、アンフォラを使ってグルジアワインのように古来の製法で作られているのだそう。
琥珀色のワイン。
こういう時間を持てると、旅の奥行きが増す気がする。
今日見てきた骨董たちを静かに思い出す。
いい店だなあ。
店を出ると、空がピンクに染まっていた。