パリで食事をご一緒してくれるご家族に、ラミ・ジャンを予約していただいた。
19:00からの回で、店には21:00までと言われていたが、結局、22:00すぎまでいたね。
東京から来ている友達も混ぜてもらいつつ。
シャンパンで乾杯の後、奥様がサヴォワのワイン好きだそうで、ルーセット・ド・サヴォワ。
ご夫婦はそれぞれに7品のコースを、お子様と我々はアラカルトで。
森のジロールとセップ、鶏出汁のソテー。
今回の出張中、必ずフレッシュな茸の料理を食べたいと思っていたのだ。
セップよりも、香りがくっきりとしてシャキシャキと軽快なジロールが好きだ。
友達のは豚肉をほぐして濃いめの味付けで煮つけたもので、まるで佃煮のようだった。
コースはスープなどの後に魚料理2皿、イカ料理1皿が出ていた。
金目鯛は、部位によって焼きが足りず、生臭いところも。
メインのつけ合わせはポテトピュレ。
フランスのポテトピュレの美味しさは、群を抜いている。
バターはもちろん、芋自体も違うのだな。
そういえば、マーケットの芋コーナーはどこも充実の品揃え。
赤。
Villa Symposia、L'Equilibre 2011。
メインはセミ・ソバージュのペルドロー(ヤマウズラ)のロティ。フォアグラ付。
散弾銃の弾が何個も出てきた。
焼き加減を聞かれて、「ブルー」と言ったら、「ロゼにしておいたほうがいいですよ」と言われて従った。
しっかりとした野性味と苦味に、血を思わせる鉄っぽさ。
秋の味覚を堪能できて幸せなり。
お子様は仔豚。
メニューには載っていなかったが、豚がないか聞いたらあったので。
肌理が細かく繊細でいながら、旨味が濃い。
友達はリー・ド・ヴォー。
コースのメインは鳩。
お頭付。
トロリとした赤身にジビエの香り。
しかし、このコースはボリュームがあるねえ。
魚料理はイマイチだったから、やはりアラカルトが正解。
2本目の赤はローヌ。
コースのデザートは、ここのスペシャリテでもあるリオレがドーン。
カリカリも付いてくるが、とにかく量が多い。
そして、まあ美味しいとは思うが、そんなに好きではない。
他に、アラカルトでイチヂクのタルトや、
チョコレートのムース。
ベリーとアイスの組み合わせも。
焦点が定まっていてブレのない肉料理が美味しいし、この雰囲気は好きなのだけど、かなり割高だと思う。
とはいえ、出張中に楽しい時間を持てるのはありがたいことです。
ご家族に感謝を。
旅行で来ている友達が最終日なので、近くのバーでクラフトビールを飲みつつ、しめ。