旅の始まりは京都だった。
マイレージを利用して伊丹空港に降り立ち、バスで京都駅へ。
八百屋の品揃えの違い。
生麩が好物なのだけど、旅は始まったばかりだから、今は買えないなあ。
観光客向けだという錦市場も、古い店は昔ながらの道具を使い、間口は狭いが奥に長い。
アーケードに突然現れる神社。
京都には神がたくさん住んでいるのう。
戦前の建物がそこここに残っている。
前に来たのを思い出せないくらい久しぶりの京都。
詳しい方にお任せ。
13:00を過ぎていたから、おいとにはもちろん入れない。
隣の権兵衛で昼食とする。
きざみきつねうどん。
刻んだお揚げとたっぷりの九条葱、おろした生姜。
なんだこの美味しさは!?
出汁の力に目を見張る。
生姜の辛味に負けていない。
湯の中で躍る鰹節が見えるよう。
そこに加わる風味は強いのに後に残らない九条葱の潔さ。
しっかりとした出汁があれば、塩味は控えめでよいのだ。
京都の味の洗礼を受けた思い。
隣の進々堂は奥が喫茶室になっている。
2人で1つならいけるんじゃないか?
メインは祇園への配達なのだそうで、この喫茶室は穴場。
近所の方々がちょっとお茶をしに立ち寄って、世間話をしている。
目に入るもの全てがかわいいなあ。
これが噂の、京都の卵サンドか。
パンは焼いてもらった。
プリプリ卵にきゅうりシャッキリ、うっすらとマヨネーズ。
近くの原了郭で黒七味を補充。