土曜の2時、丸千葉に集合。
開店前から列ができていたけど、浅草姉さんが予約をしてくれている。
4人で。
しっかりめにシメたサバ。
ハムカツは合成肉なら薄いのが好み。
やっぱり揚げ力が高いなあ。
もちろん揚げたて。
ザックザクの衣は適度に厚さがあり、それ自体が美味しい。
しかも、コレを持ち込んでるし。
ニシンの刺身って、初めて。
小骨を丁寧に取ってくれているから引っかからない。
ねっとりとして、泥のような匂いがある。
菜の花のからしあへ(品札ママ)。
辛子が効きまくっていて、鼻にくる。
刺身があるなら燗酒だ。
カキフライ。
うっかりすると揚げ物ばかり頼んでしまう。
煮物や炒め物も美味しいのに。
で、春巻き。
揚げ力の高い店で見つけたら、必ず頼む。
ガリッと硬めの揚げっぷり、中トロリ。
具にこだわらない春巻きが好きだ。
この食感のコントラストを楽しむものだと思うから。
ほの甘いところに練り辛子。
こうあるべき春巻き。
甘いフキの煮浸し。
巨大メンチ。
肉汁溢れる系ではなく、全体のバランスで食べさせる系。
良く練られてきめ細かい具とバリっと突き刺さるような衣。
ポテトサラダが食べたいという人がいて、つけ合わせをポテサラにしてもらった。
この店の人たちは気が良くて、「リクエストがあったら何でも言ってね」と優しい。
人気の理由は料理の美味しさだけではないのだ。
ほうれんそうの胡麻和えは黒胡麻で、上白糖の甘さ。
小さいときに食べていた胡麻和えはこうだった。
家の胡麻和えが白胡麻になったのはいつからだろう?
イカ丸ごと焼き。
つくねってのも食べてみよう。
1つはカレーソース。
カレーソース?と思ったら、これが旨い。
ちゃんと辛くてスパイスの香りがする。
この後にカツ丼を頼んでなかったら、このカレーソースをご飯にかけてくれないかとお願いしていたね。
おかげでしばらくカレー欲が消えなかった。
カツ丼。
旨い。
なんだろね、この過不足のなさ。
最後になめこ汁。
感動がある。
駆け抜けるように飲み食いしたので、お茶をして落ち着こうと、近くのバッハへ。
ここのコーヒーをずいぶん前に友達からもらって、特に夏の水出しコーヒーが好きで毎年頼んでいる。
でも来るのは初めて。
バッハブレンドを。
本当はお酒を飲んでいる人はダメらしい。
自家製だというケーキも美味しそうだったが、食後に甘いものを食べるのが苦手なため断念。
まだ時間が早いから、腹ごなしもかねて歩いて浅草へ。
浅草姉さんがオススメな店を案内してもらいながら。
で、並木の藪。
燗酒頼んでいるのにビールも。
チョコレートのように濃い蕎麦味噌をちびりちびりと。
天抜き。
抜かれているのは蕎麦。
これを初めて食べた時は衝撃だったなあ。
ざるで蕎麦が食べたいけど温かい出汁はすすりたいというのが叶う。
ざると
終わってしまう直前の鴨南蛮を。
いいねえ。
浅草観光センターの一番上の階からの絶景。
ここ、穴場だ。
タダでこの景色をぐるりと見晴らせる。
さらにスリラバで買い物をしたりさせたり。
最後はドラス。
それぞれに異なるコニャックを2種ずつ。
ストーリーを聞きながら飲むから、さらに響く。
私は2種ともポール・ジローのグラン・シャンパーニュ。
キュヴェ・スペシャルとヘリテージ。
自家製のシャルトリューズ入りの羊羹、シナモン胡桃、オレンジピール、ドライパパイヤの漬けは、コニャックが存分に味わえる状態に口中を整えるためのもの。
水を飲んだすぐ後では偏った味わいになってしまうのだそうだ。
ウンダーベルグという薬酒的なお酒をいただいて。