さすがに冬の寒さではなくなりましたな。
出張があったので、2週目に振替参加させていただいた。
食材も春。
鶏手羽先で出汁を取りつつ、その手羽先も美味しくいただいてしまおうという一挙両得。
苦い野菜はより苦く。
しらすがみっちみち。
卵はつなぎか。
美しい焼き上がり。
さらに見た目を良くする一手間も。
初めてスヌ家で熱した油を鰹節にジュっとぶっかけた大根サラダを食べた時は衝撃だった。
家でもするんだと。
もう普通のことになってしまったけど。
卵黄を加えてよく混ぜること。
ちまちました作業もみんなでやると楽しい。
味が浸みこんだ手羽先は、きっちり並べてオーブンへ。
「挽き肉にはナンプラー」がスヌ教室の標語です。
スヌ先生が最近ハマっている押麦入り。
という間に、鶏手羽先が美味しく焼け、
鍋の具も整いましたとさ。
完璧。
菜の花の苦さと甘さの両方が際立っている。
凍った菊水登場。
って、こんなに大きい缶があるんすね。
妙に盛り上がる人あり。
凍った菊水は桃のジュースで割る。
いいねえ。鍋。
いただきます。
手羽先の柚子漬け焼き。
抜け殻感は皆無。
柔らかく、しっかりと味が浸みて香ばしい。
漬け込むコツを教えてもらったから、いろんなタレで試したい。
山菜とひじきの月見サラダ。
この時期の山菜はハウスものだけど、それでも春の訪れを実感させるには十分。
ひじきと新タマネギの歯ごたえと、黄身と油でトロリと乳化したポン酢の絶妙な組み合わせ。
新タマネギは辛さがまろやかだから、より良いとのこと。
鍋の具を美しく入れるのは、なかなか難しい。
鶏手羽先から取った出汁にホタルイカとナンプラー入り豚団子の味と香りが溶け出し、奥行きを増していく。
そこにセリとウドの爽やかな土臭さ。
ホタルイカはしゃぶしゃぶと軽く火を通してもいただく。
そうか、今日のメニューは春の苦味が裏テーマだな。
同じ苦味とはいえ、なんと多様なことか。
お酒2種類目はいちばん星。
しぼりたておりがらみ。
干しホタルイカを持ってきてくれた人がいて、日本酒がすすむ。
こうしてみると、日本の食事には苦味を消さず、むしろ楽しむものが多いから、最初に甘さが立つ日本酒が合うのかもしれない。
おまけレシピは金柑の甘煮。
これまた苦さあっての美味しさ。
パリ土産で持ってきたキャトルオムのシェーブルとよく合ったていた。
CODでワインをいただいて、ゆるゆると。
今月もありがとうございました。