2015/03/12

Le Mordant

ランチに時間がある時は、新しいビストロで気になるところを試す。
確実に時間が取れるかはわからないので、予約必須な店には行けない。
オープンをして間もない店だと、人気でもランチはそこまで混み合っていなくて、13:00前に行けば席に就ける。

この日は、9区にあるLe Mordant。

間口が広く、奥行きがある。

12:30前に入った時はガラガラだったが、13:30にはほぼ満席。

いくつかあるグラスの白の中からLa Meuliereのシャブリをいただく。

ランチはアラカルトと前菜、メイン、デザートのそれぞれ2~3種類から選べるプリフィクスがある。
うち2皿か、3皿か。
プリフィクスで、前菜はトピナンブールのスープ。
上に細かいヘーゼルナッツチップ、下に炒めたラルド。

メインは赤身肉とフライドポテト。
焼きナスのサラダも添えられていた。

血の滴る赤身肉は噛みごたえあり。
ポテトはハーブとマスタードの入ったマヨネーズで食べるのだが、ポテト自体の美味しさが余韻として残る。
肉とポテトの力強さがあって成り立っている料理だ。


基本が冷凍食品なパリの中で、フレッシュな食材を使っているのであろうと窺える直球な料理。
好みなのだが、プリフィクスで選べる前菜が牛タタキとスープの2種類しかないのが残念だった。
メインの選択肢3つの中にこのステーキがあるなら、さらに前菜2種は牛肉でなくてよかったのでは?

最近流行りのタパス的な料理を出す店に飽きた時の選択肢としては、良いかもしれない。

ランチとはいえ、プリフィクス2皿で20ユーロはお得感がある。
グラスワイン1杯とカフェも入れて、30ユーロ。