インドやアフリカなど、世界中から集められた布にうっとり。
そして、電車に乗って大磯へ。
由比ヶ浜と違って、ずいぶんと空いているな。
昔ながらの海の家が渋い。
ちょっと早いから、海を眺めながらビール。
で、この日の夕食は住宅街の中にポツりとある、るふらん。
たまたま通りがかることなどない場所。
メゼババを教えてくれた方が、推薦していたのだ。
手前はワインバー兼ワインショップのあぺろ。
古民家風の造りを活かしていて、そこにターンテーブルがあったり。
落ち着くなあ。
まずは、泡からいただきますかね。
ボトルで。
おススメいただいた中から、ナナ・ヴァン・エ・カンパニーのyou are so bubbly。
生姜がしっかりと辛い、そして酸っぱいピクルス。
ミョウガも。
ひな鶏のローストチキンは、これから釜で焼かれますよと。
グレープフルーツとパクチーに、セロリの葉がごっそりのサラダ。
このゼッポリーニ、美味しかったな。
一般的なものよりアオサ度がかなり高くて、胡麻も入っている。
表面がガリっとするほど揚げてもいるから、海苔煎餅っぽくて、冷めても美味しさが損なわれない。
このメニューがあるのは窯焼きピッツァが売りだからなのだけど、ランチでピッツァを食べたので、今回はスルー。
もう焼きあがったのか!?
ピッツァを焼く窯で高温短時間焼きされたひな鶏。
残念ながら、左の大きいのは別の団体さん用。
ここは店主が自分の作りたいものを出しているようで、ジャンルに囚われない自由なメニュー構成が楽しい。
皮から作った豚肉のジューシィ焼き餃子。
白をいきましょう。
スペイン、ヴィノス・カノ・ザルコのアイレ・エン・エル・パティオ。
リポビタンDっぽいと言っていたのは、これだったっけ?
麻炸裂の四川風トリッパ。
となると、ワインよりもビールを合わせたい。
チリのソット・ストロング。
こうやって、いろんなジャンルの美味しいものを食べて、それに合わせて飲み物を変えたりもしてってのは、より美味しく楽しんでやろうと集中力が高まる。
おおっ!窯焼きひな鶏。
薄皮一枚がパリっと、そのすぐ下からは肉汁ひたひた。
これは窯だからこそなんでしょうなあ。
フライドポテトがまた、旨い。
じゃ、赤で。
ジェローム・ジュレのラブリ。
最後にグラスで白をいきたい。
新たに開けてくれるのがうれしい。
グレゴワール・ペロンのトゥタンカノーン。
なんだかシェーブルのような香りで、
シェーブルチーズとよく合った。
リモンチェットまでいただく。
いやー、いい店だなあ。
大磯まで来てよかった。
親戚の家に遊びに来ているような環境が、すごく合っている。
ジャンルは違えど、料理には一貫した趣味を感じる。それは内装にも、この立地にも。
すべてが調和していることの安心感が、居心地の良さなのだろう。
さあ、鎌倉に戻って、夜はまだまだ。