パリで牛肉が食べたいと思っていた。
ただし、質の高いものに限る。
ならばここ。
1人でさくっと寄る。
グラスのワインは日替わりでいくつか。
ドメーヌ・モスの白。
お試しにと言って出してくれたクリーミーなマスタードのスープ。
パテ盛り合わせ。
ホロホロ鳥、ウサギなど。
程よく脂を感じさせるところに、フランスで食べていることを実感する。
こういうのはあまりヘルシーにしすぎると寂しいもんだ。
この日は仔牛。
コート・ド・ヴォー。
真珠のような白い輝き。
密で吸い付くような歯ごたえ。
ここの肉は特別だ。
でも、自分には前回食べた牛(ブフ)のほうが刺さった。
またあの肉が食べたい。
仔牛に合わせて赤もグラスで。
ロベール・グロフィエのピノ・ノワール。
仔牛に添えられたこの小さい芋も、やたらと旨かったり。