元々は寺町で、”古き良き”江戸というか昭和を感じさせる路地や店が人気の地域だけど、近頃は全く違うタイプの店が出来てきている。
CIBI TOKYOはメルボルンにある日本人経営の人気カフェ兼コンセプトストアが千駄木よみせ通りに開いた東京店だ。
朝8:00~夕方18:00までの営業で、夜はクローズというのが清い。
明るい太陽の下で集いましょうというコンセプトがメルボルンって感じなのかな?
元は倉庫だかで広く、そのラフな内装も一部活かした洒落た造り。
通りに面した扉は広く開け放たれていて、奥はキッチングッヅやオリジナルロゴアイテムなんかを売っている。
開店日の翌日の朝に行ってみたところ、いかにもこの辺りらしく、普通の、本当に普通の爺さんがアボカドスライスと半熟卵がのったブレックファーストプレートを食べていた。
これが谷根千のイイところ。
洒落た店で憩っているのが普通のおっさんおばさんというね。
並びにある千駄木の民が愛する魚屋、山長の若者がコーヒーをテイクアウトしていったり、散歩途中のおばさんチーム(近所を歩くのに山でも登るかのようなファッション)がメニューをもらっていったり(何も買ってない)。
入りやすいったらない。
これはブレックファーストプレートじゃなくて、アボカドトースト。
自家製のパンにはシリアルがたっぷりと入っていて美味しいのだけど、950円で飲み物は別というのはちと高い気がするなあ。
この辺に遊びに来ているのなら気にならない金額なのだけど、近所の人が朝食を家の代わりに取るにはね。
1000円でドリンク込みか、別なら、コーヒーお代わり自由にしてくれると頻度が上がるのに。
ブレックファーストマフィンも美味しい。
けど、コーヒー2杯目頼んじゃったよ。朝から2,500円近く使うという愚行。
パンや焼き菓子は持ち帰りもできる。
夜は何かイベントとかやってくれたら楽しいよね。
こういう店が、visitorだけでなくて地元向けに定着していくと、他の人や店を呼び寄せて、地域にさらに広がりが生まれるのではないかと思う。