夏の週末、1泊2日でセイズファームへ。
氷見駅からタクシーで。
周りには他の建物がなく、富山湾を見下ろせる。
宿泊は1日1組だけなので、夕暮れには我々以外に誰もいなくなった。
12人座ることができる大きなダイニングテーブルと充実のキッチン設備、3部屋6ダブルベッド完備の宿泊施設。
今回は4人だけど、6人までは快適に滞在できそうだ。
プロ裸足な料理上手様がご一緒なので、食事は部屋で。
セイズファームがオススメの氷見の魚屋で見繕ってもらった魚たちは、ピッカピカで新鮮。
とはいえ、東京の感覚で値段設定したら、量が多すぎた。
野菜は高岡のスーパーと氷見の道の駅で購入。
調味料は自家製発酵調味料含めて料理上手様が持参してくださった。
セイズファームのシードルでアペリティフ&歓談している間に前菜が出来上がる。
イカのヤム風。
ワインに合うようにアレンジしたと。
庭でいただきましょう。
なんとういう気持ち良さ。
来てよかったなあ。
塩漬け胡椒のファラフェル。
これもワインを考えてクミンを入れていないそう。
出世魚鰤の、鰤の手前の状態フクラギ。
脂が控えめなのがむしろ好ましい。
新高岡で寄った鮨屋、鳴海で富山の魚や旬を教えてもらったのだ。
ペサン粉のフリット。
サックサクで軽やか。
中はうっすらと火が通ったくらいでやわらかい。
丁度良い鍋や蓋がなくてもどうにかするのが、料理上手様。
アクアパッツァとなりました。
出汁がすごい。
フクラギの半身はマリネに。
魚屋でくれた発泡スチロール箱を使って富山の豚を低温調理。
サクっとした歯触りで旨味を湛えた豚。
持参してくれたバスマティライスのサラダ。
ミンスミートのケーキを数週間熟成させて持ってきてまでくれていた。
素晴らしすぎる。
持ってきた小ざさの羊羹を食べていたら、料理上手様がキラリと閃いた。
「少し使ってもいいですか?」と。
もちろんです!
再度スチロール箱を活用。
魚を冷やしていた氷で、溶かした羊羹を使ってクルフィにするのだそうだ。
さっぱりとしたクルフィが膨れ上がった腹にもスルっと収まる。
羊羹が何で作られているかというところから、手元にある食材をプラスして即席のデザートに仕立てるって、神業としか言えない。
セイズファームではシードルとシャルドネ、ロゼしか買えず、他は持ち込み。
山羊と触れ合ったり。
これは何のブドウでしょうねえ?
朝食をセイズファームにお願いしたのだけど、好みには合わず。
残っていた食材で作ってくださったものが救いでありました。
朝目が覚めたら、すでにスープが仕込まれていた。
感謝感激であります。
こちらに滞在するときは、料理上手な方とご一緒に。