ルーアンでも、まずはブロカント。
これが凄まじく大規模で、平行する道も、
曲がっても渡ってもブロカント。
家庭の不良品を売るフリマみたいなのもあれば、プロのディーラーもいる。
やはりパリよりも安く、終了近くの16:00頃というのもあって、投げ売りもしていた。
朝からここに来ればよかった。
地べたに重ねられた皿の中に気になるものがある。
直径30㎝くらいのオクトゴナル。
値段を聞くと、衝撃の1ユーロ。
買います!絶対買います!
1800年代初めのモントローではないかと思われる作り。
売主が気づく前にと早々と支払う。
パリではありえない掘り出し物。
後日、同じものがヴァンヴの蚤の市で40ユーロで売られていて、20分後に再度通ったら売れていた。
気泡の入った古いガラスの、ウサギ型のカトラリーレスト。
いくらか聞いたら、カケのある円柱のものも含めて5ユーロだという。
買うでしょ。
縁にカケのある花リムの小さ目オーバル皿。
1900年代前半のディゴワン・サルグミン。
これもとんでもない激安。
フリマみたいに不用品を売っているおばちゃんから買った。
ルーアンのブロカントはパリと比べると安くて、のんびりとした雰囲気だった。
時間がなくて駆け足になり、慎重にもなったのが悔やまれる。
あれもこれも買っておけばよかった。
もっとゆっくり吟味して、掘り出したかったなあ。
ルーアンに寄ったのは陶磁器博物館が目的だったのだが、どうやら中心地からちょっと離れているらしい。
しかも閉館間際。
大聖堂とどちらかしか行けないなら、移動不可能なほうを優先で。
真っ青な空とレリーフで満たされた白い壁面。
写真を撮りまくってしまう。
キリッと潔い内部。
ステンドグラスから差し込む光。
カラフルな光が、ゆらゆらと壁に写る。
計算されたものなのだろう。
大聖堂前の広場では小さなマルシェのようなものが。
ビオのイチゴを買い食い。
小粒で、甘さと同じくらい酸味もあって、本来のイチゴの味。
博物館に行っている時間はないから、ルーアンを散策しよう。
けっこう大きな街で、ブロカントをやっていたところから大聖堂まで車で5~10分くらい。
あの塔に上っている人が見える!
有名な大時計台らしい。
上から街が一望できる。
大聖堂も。
でも、すのこのような床の安定に不安があり、かなり怖い。
大きい街ではあるが、昔ながらの煉瓦や木を使った建物が多く、
散策するのが楽しい。
裁判所は、ガーゴイルがにょきにょきと大量に突き出している。
さて、そろそろ宿泊する町に向かおう。