常連さんにお誘いいただいて、ロオジエのデジュネ。
写真はご一緒した方が預けたカメラで、スタッフの方が撮ってくださったもの。
なので、ほとんどの料理はソースをかける前。
このアワビの分厚さ。
2時間蒸されてやわらかく、口中がキュッと縮まるほど旨味が濃い。
ズッキーニの花の中には金糸瓜。
オマール・ブルー。
ザクザクと歯ごたえのある分厚さのオーストラリアの冬トリュフが、香る。
白金豚のロティ。
チョリソを使ったソースが加わる。
モヒートを再現したようなアヴァン・デセール。
これら1つ1つのクオリティの高さたるや。
ため息が出るほど美しいデザート。
モダンなアートとして終わらず、食欲をそそる。
ベリーにチョコレートのクリーム。
驚きあり発見ありの、めくるめくワインたち。
ピエール・モンキュイのブラン・ド・ブラン
アンリオのミレジメ 2005
フィリップ・シャルロパン・パリゾのペルナン・ヴェルジュレス 2009
ギガルのコンドリュー、ラ・ドリアンヌ 2011
ルイ・ジャドのムーラン・ナ・ヴァン、シャン・ド・クール 2006
フェヴレイのラトリシエール・シャンベルタン・グランクリュ 2006
最後の客となったので、お花を撮らせていただく。
どんなに歳を取ろうとも、背伸びをするような気持ちで伺うのだろう。
あらゆることが完璧で、さて自分はここまで何かを仕上げたことがあるだろうかと、省み、襟を正す。
お連れくださったご夫婦に御礼申し上げます。