アルドアックの3周年(あれ?5周年?)記念イベントで、ベタなビストロ料理を出す週間。
あっと言う間に残席わずか。
逃しちゃならぬので、誰か知り合いがいるだろうと1人で予約したら、やはりいましたね。
その上、カウンターだけの店ということもあり、けっこう1人客がいて、その人たちがもれなく食いしん坊。
飲み食い話が盛り上がって、楽しいひと時でありましたとさ。
アホブランコ、ブドウ入り。
料理は着いた時に出ているものを食べることになるが、こういった前菜は最初に出してくれる。
到着前に先着者が食べていた料理も、後から作って出してくれるから、喰いっぱぐれはない。
ロシア風サラダ、イワシの酢漬け、
パプリカ入りラルドを塗ったパン、チョリソとパンをカリッカリに炒めたところにブドウ。
ベタなと言いつつ、やっぱりアルドアックらしく洗練されている。
白インゲン豆とアサリのスープ。
ワインも合わせて色々と。
ナバソス・ニーポート。
トマトなしのラタトゥイユ。
いつものパプリカ詰め物は熱々で登場。
詰め物もいつもとは違った。
スペイン料理にはシェリーという選択肢があって、それが料理の自由さを広げているようにも思う。
ドン・ルイ、アモンティリャード。
ベタなバルメニューといえば、
ジャガイモのトルティーリャ。
作りたてというのもあり、フワッフワとやわらかく繊細。
イワシのオーブン焼き。
セニョーリオ・デ・サリア。
ピッツェッタ。
鰹のトマトの煮込み的な?
冷たくて、清涼剤的な役割だった記憶。
ピルピルは見事に乳化していたが、ちょっと塩辛かったな。
アルヴァロ・セレセダ。
松の実、レーズン、パン粉がぎっしりと詰まったイカ。
キャラメルのような香りのするソースと。
この日のマイ・ベスト。
コシードおじやのような。
滋味。深く濃いのに優しい。
コテコテの郷土料理的な魅力を失わずしてシャープな仕上がりは、さすが。
ティーサンソ。
肉団子。
カン・ラフォルス・デウス・カウス。
豚のアーモンド煮込み。
ホロリ。
最後は1982年のワインで乾杯。
リオハ、タベルナ・ロジェリオ。
アルドアックに出会えてよかったなあ。
3周年、おめでとうございました。