以前から、狭いホテルではなくキッチン付きのアパートに滞在したいと思っていたが、アパート滞在のサイトで検索すると、エレベーターが付いていない物件が多かったり、設備と立地の良いところは高かったり。
最近知ったAirbnbは物件数が多く、条件付きでの検索がしやすい。
希望のエリア内にも選択肢が多い。
ホテルに滞在するよりも安く、より広い部屋に泊まれる。
アパート1物件、その中の1部屋、部屋を他の人とシェアなど、希望に応じた選択ができる。
というわけで、アパート1物件を借りる手配をしてみた。
良いフィードバックが多いものを選ぶ。
利用したことがある人たちに聞いてみると、やはりまだ誰も泊まっていないような物件ではトラブルもあるようだ。
コンタクトを取った中から、返答が早く、スケジュールの合うものを予約。
キーの受け取りに対する説明も細やかだ。
家主は旅行中ゆえ、アパートの管理人からキーを受け取るようにとのこと。
その人のメールアドレスと携帯番号を連絡してきた。
当日、夜21:00にアパートに着き、管理人に電話してみると、呼び出しもせずに留守電。
メールに返事もない。
家主は海外旅行中で連絡がすぐには取れない。
Airbnbも電話が上手くつながらない。
結局、最初の日はパリ在住の友達の家にお世話になった。
英語が満足に通じない可能性もあるので、友達にフランス語でメッセージを残しておいてもらうと、夜中の2:00近くに電話があり、携帯の充電が切れてしまっていたとのこと。
ああ、フランス人…。
翌日はキーを受け取れ、そこからは快適に滞在できた。
家主が誠実な人だったので、1泊分と友達の家との往復のタクシーや電話代をすぐさま返金してくれ、それ以上のストレスはなかった。
とはいえ、やはり個人のやり取りなので、こういったことが起こりうることは想定しておくべきだろう。
その時のために、友達と連絡を取っておくか、近所で当日にすぐ泊まれるホテルを見つけておく必要がある。
写真が多く、フィードバックが多い物件を選んだおかげで、家自体は予想を超えて広く清潔で居心地がよかった。
とはいえ、洗濯機は古すぎて使えなかったし、オーブンの表示がフランス語なうえ、ルールが日本とは違う感じで、使用をあきらめた。
総評としては小さな高いホテルを利用するよりは快適と言えるので、次回も利用するだろう。
キッチンがあり、皿やカトラリーなどもあるので、部屋でのんびりと夕食を取ることができる。
ローレン・デュボワで買ったシェーブル2種、フロマージュブラン、マルシェの平たい桃。
暑くてワインという気分にはならず、オーガニックなビールを。
夜の21:00でもこの明るさ。
「今日食べる」と言って選んでもらったサン・マルスランは中心までトロトロ。さすがプロ。
日本に買って帰るのが難しいフレッシュなチーズも、パリにいることを実感させてくれる味だった。
また別の日。
マルシェで色々と買ってみる。
トロリとした季節のイチジクや黒くしまったチェリーも。
しかし、マルシェは決して安くないし、使い勝手もよくない。
大量に買うのでなければ、むしろ高くつく。
専門店やスーパーのほうが少量を必要な分だけ買えるし、値段も安いということがわかった。
マルシェで買い物なんてのは、気分が良いだけだ。
在住者で常連であれば、話は違うのだろうが。
きゅっと詰まって、いかにも美味しそうなシャンピニオン・ド・パリや、
小さなジャガイモ。
それらを簡単に調理して、夕食。
マルシェ・サンジェルマンの中のチーズ屋で、シェーブルを。
ジュワジュワと汁だくなシャンピニオンの美味しいこと。
ワインもマルシェ・サンジェルマンの中のビオワイン屋で。
Mathieu Cosmeのヴーヴレイ。
アパートには塩などもあったが、せっかくだから、フレンチ―の並びのビオ屋で買ったバスクの塩を使ってみよう。
ラヴァン・コントワールでも使っている塩。
塩味が間接的でやわらか。
ジャガイモはオリーブオイルで素揚げして塩。
フランスの芋は、やっぱりねっとりと凝縮しているなあ。
また別の日、苦味のある野菜をバリバリと食べたくて、チコリ2色にレモンとオイルと塩。
お馴染みのメゾン・ヴェロで、今回も爆買い。
部屋でも食べる。
生で切れ目なくグルグルと巻かれたソーセージ。
希望の長さでねじって切ってくれる。
それをジャガイモと一緒にソテーして、ルーコラやチコリとともに。
さすがヴェロ。
ソーセージも素晴らしい。
ワイン屋で「いいワインだよ」と言われたが、あまり得意でない茶色い白だった。
ビオ度全開のワインが苦手になってきている。
ラ・ソルガのセ・ミニョン 2008。
ヴェロのハムはここ最近毎回食べているもの。