最後の夕食はナシオンの駅からさらに上にしばらく歩いた辺りにある、ル・ソリレス。
シェフもサービスも日本人で、満席なこの日のお客さんの8割は日本人。
日本人シェフの店は量的に物足りなかったり、日本アレンジが旅行者である自分には不要だったりするのだが、ここは好きなはずだと、友達が選んでくれた。
ただ、この日はとにかく体調が悪く、料理も酒も楽しめる状況ではなかった。
完全に自分の落ち度。
夕方のバスなんて乗ってはいけないのに、地下鉄を避けるがために利用して、案の定渋滞に巻き込まれた。
途中で降りてヴェリブでたどり着いたが、大幅な遅刻。
汗がひくまで、まずはビールを。
とはいえ、数口で喉を通らなくなる。
ソムリエでもある親切なサービスの方にお勧めしていただいた白ワインはSautereauのサンセール。
これもやっぱり進まず。
体調管理ができてない自分が悪い。
スズキのカルパッチョ、サマートリュフと。
アワビのスープ。
鳩はシェフが一番オススメの加減に焼いていただいた。
リードヴォ―。
オーセンティックさがありながら細やかな気配りを感じるフランス料理。
ふんだんに添えられた野菜1つ1つにパワーがある。
メイン食材以外は同じつけ合わせというビストロも多いが、料理ごとに合わせる野菜を変えている。
体調がすぐれず、満喫できなかったことがただただ残念で、再訪を誓う。
友達やサービスの方にも気を遣わせてしまい、申し訳なかった。