2015/08/02

スヌ子先生の本発売

もう1ヶ月くらい前のことだけど、スヌ子先生の初めての料理本が発売された。
巻末には食材から引ける索引もあって、使いやすい。

スヌ先生の料理はいわゆる手抜き料理ではないし、メニュー自体も誰もが好きというよりは、ちょっとマニアックだと思う。
スパイスやハーブが苦手な人には刺さらないだろう。
混ぜるだけ、一緒に食べるだけというメニューもあるが、必要な手間はきちんとかけることができる人向けだとも思う。
どんな単純なメニューでも、彼女の料理には華がある。
1品だけでも、おもてなし感と食卓を特別にする力がある。
そんなところが魅力で、教室に参加をしたりしている。

出版記念パーティは、スヌさんがお世話になっている人々や教室の生徒さんたちで大盛況。

CODのワインやビールも、スヌさんのつながりから。

ルイス・セラーズのシャルドネ、Lなんてゆう贅沢なものもあったり。

華々しさと上品さ、力強さを併せ持つこのワインで、カリフォルニアワインを久しぶりに飲んでみようかなと思った。

会場に飾られたお花はDaisukeさんによるもの。
イマドキにシャレてるのだけど優しいのが、彼のアレンジの持ち味ではないかと思う。
本の表紙のカラー、紫にちなんで。

この日のドレスコードもサムシング・パープル。
皆の紫の取り入れ方を見るのが楽しかった。

料理はもちろんスヌさんの本から。

いやー、楽しい会でした。
久しぶりに会う人たちもたくさんいて、こういう場を設けてくれたスヌさんやお手伝いの人たちに感謝を。


そもそも、スヌさんとの出会いはご飯友達最古参的なママンが「気が合うと思う」といって紹介してくれたのだった。
今は無き銀座のシチリアーノで一緒に食事をしているとき、何気なくシチリア旅行に誘ったら、本当に一緒に行くことになった。
それまで2人で会ったこともなかったのに、いきなり2人旅行とかしちゃって大丈夫かね?と思ったが、全然大丈夫で楽しかった。
基本的に食欲が優先だというのが共通しているから、ストレスがなかったのかもしれない。

それでスヌさんの家での食事会などに呼んでもらうようになって、見たことのない組み合わせや、それがごく自然にまとまっていることに驚いた。
シチリア旅行中でも、一緒にレストランで食事をしていても、作るということを常に考えている。
再現するだけでなく、作りやすいように、または自分の好みにより合うようにアレンジしたりもしていて、その方法や考え方が独特で、でも理にかなっていた。
声もいいし、弁が立つから、料理のスキルと両方を活かせる今の環境は、素晴らしく向いていると思う。
メニューだけでなく、彼女の面白さが魅力で通い続けている生徒さんも多いのではないかな。

お土産でもらったり、自分が旅先でうっかり買った調味料を使いきれなくて困ることがよくある。
そういう時、スヌさんに差し出すと、定番以外の使い方を見つけてくれる。
次の本は、そんな調味料使いこなしについてというのはいかがでしょう?