えらく楽しそう。
北千住は帰りの途中なのだが、乗り換え駅ではないし、座っている電車から降りて一人で寄るというのができないでいた。
ごっつりへの憧れは募るばかり。
思わず早く帰れた日、北千住のちょっと手前で、ごっつりでぴーほつろーしーをやっているというつぶやきに気づく。
ご一緒できるなら、今この電車を降りる所存。
というわけで、初のごっつり。
そして、ぴーほつろーしー。
煮込みや焼きも美味しいが、シメサバの脂のノリっぷりとシメ具合がぴたりとハマっているのに驚いた。
品札を見ると、ちょっと工夫があったり手間がかかったり珍しかったりする品が並んでいる。
煮込みなど、5種類から選べるお通しが200円。
駅から近いし、ついつい寄っちゃう気持ちがよくわかる。
もう少し大丈夫ということで、藤やにも。
L字カウンターの中にはもつ煮込み満載の銅鍋。
前に来たのはいつだろう?
その頃、北千住にはタイ料理を食べにたびたび来ていた。
どうやら大衆居酒屋巡りが盛り上がっているらしいということで、飛び込みでハシゴした中の1つが藤や。
3年前にkiwiでのスヌ子さんのお料理教室が始まり、その縁で下町指南役の皆様に出会ったことで世界が広がったが、それまでは気になりはするが敷居が高いジャンルだった。
このフワッフワの煮込みたち。
濃そうに見えてやさしい。
ホタルイカの沖漬けもいただく。
飲むのは、ほうじ茶割り。
金宮焼酎を、ここで初めて知ったんだった。
クリーンで甘さのある味と、エメラルドグリーンのラベルに甲類焼酎を見直した。
あの時何も知らず、佇まいに惹かれて入った店が、詳しい人たちの推奨店だというのがうれしい。
そこからずいぶんといろんな店や味を覚えたもんだ。
指南役の皆様のお陰です。