もはや毎月のお楽しみ。
代々木八幡・公園のアルドアック。
早めに着いたので、まずは泡を。
エウダルド・マッサナ・ノヤ、ブリュット・ナチュレ。
シェフがスペインから戻ったばかりというのも、この日に予約をした理由。
美味しそうな写真たちが、最高のアペリティフ。
メンバーが揃ったので、始めましょう。
ワインもコースで。
ロゼのチャコリから。
鹿やイノシシのチョリソーや、牛の生ハム、魚醤のようなものを練りこんだバターを詰めたオリーブ。
どら焼きの皮に蜂蜜とソブレサーダを挟んで。
2種類の甘味とソブレサーダの塩気、肉々しさとの組み合わせ。
甘塩っぱ旨い。
トウモロコシのフラン。
初めて来た時に感動したメニュー。
今日のほうがフラン度が高い気がする。
今日のほうがフラン度が高い気がする。
次の料理には、ピンクがかったオレンジ色の白ワイン。
ロシャレル・ペネデスのLXV。
ああ、納得。
青魚に合いそうなワインですね(実際にぴったり)。
ほんのり温まる程度にオーブンで火を通した秋刀魚に肝ソース。
煎ったパン粉、甘いタマネギ。
全てを一度に口に入れ、オレンジ色のワインをやり、ビールが入ったレッドアイガスパチョをいく。
ここに来るときは相当に期待値が高いのだけど、軽々と越えてくれるねえ。
ロス・アミーゴスという名のフィノ。
ヒイカのソテーに出汁、イカ墨に浸されたパンを添えて。
ひっそりとラルドも。
本日の特に感動した2品のうちの1品。
ヒイカの歯触りを活かす火入れの絶妙さ。
コリっとトロリの狭間。
コクと甘さのイカ墨を含み、やわやわとほどけるようなパン。
まとめる出汁、深さを加えるラルド。
ボデガス・アルスアーガ・ナヴァーロのファン・ドーロ。
ああ、やはりこれは欠かせない。
何度食べてもため息が出る美味しさ。
グラン・フェウド・ロザート。
この鍋、欲しいなあ。
使うのかはともかくとして。
カツオを感じる魚介スープ雑炊、蟹入り。
中盤のスープはしみる。
臭くならない絶品のアリオリを入れて味変も。
追加で、ギンディージャの酢漬け。
日本産ギンディージャのフリットも。
メインには、ボデガ・シエル・ノルテのパリオン・デ・ボバル。
これまた焼き加減に目を見張る鶏と、初めて聞く名前で独特の歯ごたえの豆。
ここで、お客さんが我々だけになった。
シェフが「追加されますよね?今日は任せてもらえませんか?余裕があるので」と。もちろんです!
お願いします!
ピンチョ!!!
シェフの写真を見て、涎を垂らさんばかりになっていたのを見られていたのか?
ハモンの端っこを使った熱々クリームコロッケ。
どうしても泡が飲みたく、ピンクのチャコリをお願いする。
そして、これ。
本日の逸品その2。
たっぷりのキノコに、その出汁と合わさりピペラードのようにクリーム化した卵。
旨味の濃さに鼻血が出そう。
クアトロ・ラヤスのヴィニェードス・センテナリオス。
白なのに、フランボワーズの種の粒々感。
肉厚で、むっちりとしたヒラメ。
つけ合わせはインゲン。
最後は、やはりチーズを。
羊と山羊、牛(?)、3種の乳のチーズが印象深かった。
白アゲイン。
練乳的なミルクでトロけたようなパンに、小麦粉、砂糖、バターを混ぜてカリカリに焼いたもの。
コントラストの面白さ。
スペインで得てきたものの一つとか。
猛烈に甘いが、旨い。
酒飲みのデザート。
甘口のシェリーは、バルデスピノのイザベラ。
マエストロ・シエラのペドロ・ヒメネス。
飽きることがないなあ。