2013/10/25

アルヴェアーレ

どこの駅からも遠い元麻布のアルヴェアーレ。
かんだの地下と言えばわかりやすいか。

シェフ1人、サービス1人なのかな。

メインなしでデザートありな5,800円のコースのみとのこと。
10皿ほどでも、1皿の量が少ないという話は聞いていた。

グラスの泡で乾杯。

ロータリ。

生ハムいちぢく。

生ハム自体がねっとりと美味しい。

ムール貝の温かいマリネのような。

マグロのカルパッチョ。
オイルソースの香りの濃さ、シャリシャリとした歯ごたえは何でしたかねえ。
盛っただけではない、きちんとした仕事がされている。

ボトルは赤を。
テッレ・デル・バローロのバルバレスコ。

パンは小片や小さいものを、常に温かい状態で出してくれる。

ほぼ天然(って、どういうこと?)の舞茸のフリット、下に白魚だかシラスだかと茄子のマリネ。
マリネがソース的な役割を果たす。

フリットの衣具合、マリネの塩梅共に完璧。

伊勢海老にその肝ソース、石川芋のピュレ、スライスしたアーモンド、インゲン。

この爽やかな香りはレモングラスか?

フォアグラ、焼きトマト、下にふんわりとした穴子。

ドライまでいかない、半生で凝縮した甘味と酸味のトマトとフォアグラの組み合わせは、発見。

キノコはなんだったかな。
香り高く、ぎゅっとつまった旨味。
キレのあるソースだ。

カボチャとクルミ(だったような)の詰め物をしたトルテリーニに、牛肉の煮込みソース。

グラスで赤ワインを。
2種の中から、タウリーノのノタルパナーロ。

追加でメインをお願いした。
5種類ある中から、1人でも頼める鳩を。

美味しいけど、小さいなあ。
コースの料理はポーションが小さいと聞いていたのもあるだろうが、それぞれに工夫と手間が注がれていて味わい深く、少ない量でも十分に堪能できた。
でも、メイン、こと肉料理に関しては、やはり「食べた」という実感が量的にも欲しかった。
自分が、平均よりは食べるほうだというのもある。

ま、1,800円だから、文句は言えない。
2人分のメインをお願いし、1皿に盛ってもらえばよかったのだな。

ソルベは何だったか。

栗のピュレにミルクのジェラート。

ワインリストが充実していて、コストパフォーマンスも高め。
サービスは転がしてくれるようなタイプではないが、それはそれは丁寧で、待たされたと感じることはなかった。
ご一緒した方は、メインを追加しなくても十分だったようだ。