今回泊まったホテルの並びに、新しくてモダンで、なんだか美味しそうな雰囲気のレストランがあった。
1人で入れそうでもあるから、突撃してみようかと思っていた。
それとは別に、Paris by Mouthのニューオープニングのページをチェック。
と、そこにあのレストランが載っているじゃないか。
良さそうだ。
こりゃ行くでしょ。
それがRestaurant L'AG。
出発前の昼に。
グラスでジャン・ポール・バランのサンセール。
グラスのワインは赤白4種類ずつ。
アントレとプラのプリフィクスにする。
昼だからか、サービスが1人なのだけど、その人がすごく愛想が良い。
パルミジャーノのクッキーが突出し。
お通しはポタージュ。
何だったっけかな?
半生な鱈、フヌイユ、キュウリにコブミカン、ラングスティンのスープ。
衝撃的な海老度。
透明でサラっとしているが、とにかく海老の香りがぎっしりと詰まっている。
それでも生臭くないのはコブミカンのおかげか?
魚でも食べてみよう。
これもテーブルでソースをかけてくれた。
かろうじて全体に火が通ったところのメルルーサに、ソースは苺とピキロスという赤ピーマンの酢漬け。
甘酸っぱさと赤ピーマンのほのかな辛味のあるソース、コラーゲン質の魚、柔らかく炊かれたクスクス、周りに散らされたハーブの中にはシソのような香りがするものも。
お茶菓子として出されたココアコーティングナッツまで美味しい。
メインの肉のほうはブランケット・ド・ヴォーだった。
1人1人ストゥーブに入ってやってきて、見るからに旨そう。
伝統的な料理に軽さと新鮮さを加えていて、なおかつ逸脱していない。
食にうるさそうなおじさん1人客が何人かいたから、注目されているのかもしれない。
今度、夜に来てみよう。
なにしろ場所が私には都合がいい。