2015/02/23

膳楽房

クリーンな中華料理が食べたくて、でも菜香はお休み中だし、敦煌は全然予約が取れない。
龍口酒家に行ったばっかりの人もいるしなあ。
と、膳楽房という提案が。
神楽坂で比較的新しく、龍口酒家で修業した人の店だとか。

コースもあるけど、アラカルトでも頼めるのが、龍口と大きく違うところ。
6人だし、気になるものを片っ端から頼んでいこう。

海老の紹興酒漬け。

あ、5尾だ。1人遅刻している…。
とっと食べて皿を片付けてもらって証拠隠滅。
ごめん。

海鮮と卵のあっさり塩炒め。

海鮮の火の通り加減が完璧。プリプリでやわらか。

金針菜と海老の炒め。

1皿の量が少ないから、2皿ずつにしたほうが良いと言われたけど、そんなに少なくもない。
色々な料理を味わいたいから1皿分ずつにしておいて丁度良かった。
とはいえ、これなら2人で来ても無理なく楽しめるだろう。

金目鯛の豆鼓蒸し。

豆鼓の風味が引き出されていて、なおかつ塩辛くない。

春巻き。

スペアリブのクミン蒸し。

まろやかでコクのあるソース、ホロホロのスペアリブ。

根菜入り黒酢酢豚。
長芋入り。
黒酢ダレはツンと鼻につくような酸味がなく、やわらか。

鹿肉とゆりねの炒め。

油淋鶏。
細かく刻まれたネギがたっぷり。

焼売。

麻婆豆腐。

絹ごし豆腐の繊細さが活かされていて、そこに花椒の痺れ。
油が控えめで、パンチよりも奥行きがある。
白いご飯に興味がない私としては、これ単体で完結できる麻婆豆腐だ。

里麺。

龍口のスペシャリテはここでもいただける。
あちらでは塩辛いと感じることが多く、ここのほうが好みだった。
何より、〆だけじゃなく、好きなタイミングで食べられるというのが良い。

蒸し鶏の四川香辣ソース。

ハムユイ炒飯。

いままで食べた中で一番好みなハムユイ炒飯かもしれない。
醗酵魚の風味が弱すぎるか、または塩辛いか、どちらかなことが多い。
ハムユイを食べているなという実感がありつつ、塩梅が良いというのは珍しいように思う。

パクチーとクレソンのサラダ。

海老と豆腐の塩煮込み。

上海焼きそば。

焼きそばは、あんかけより塩よりソース焼きそば派。
満足。

軽やかな杏仁豆腐と、ブリンと濃厚なマンゴープリン。


これは良い店に出会えた。
どの料理も安定していて、滋味深く優しい。
今回はビールと紹興酒だけで通したが、ワインも色々と揃っていた。
すぐに混んでしまいそうだし、すでに予約で満席だったが、今のうちに通っておきたい。


神楽坂に早くついてしまい、散策していた時に見つけたワインとチーズのバーを2軒目として。
近隣住民から苦情が来るのではないかというほどのチーズ香を振りまいていて、気になった。

陽気なフランス人と、美女がやっているラ・キャバヌ。

おススメされたスイスの白ワインを。
ウヴァヴァンのドラル。

いい感じに熟成したチーズ盛り合わせと。