クリーンな中華料理が食べたくて、でも菜香はお休み中だし、敦煌は全然予約が取れない。
龍口酒家に行ったばっかりの人もいるしなあ。
と、膳楽房という提案が。
神楽坂で比較的新しく、龍口酒家で修業した人の店だとか。
コースもあるけど、アラカルトでも頼めるのが、龍口と大きく違うところ。
6人だし、気になるものを片っ端から頼んでいこう。
海老の紹興酒漬け。
あ、5尾だ。1人遅刻している…。
とっと食べて皿を片付けてもらって証拠隠滅。
ごめん。
海鮮と卵のあっさり塩炒め。
海鮮の火の通り加減が完璧。プリプリでやわらか。
金針菜と海老の炒め。
1皿の量が少ないから、2皿ずつにしたほうが良いと言われたけど、そんなに少なくもない。
色々な料理を味わいたいから1皿分ずつにしておいて丁度良かった。
とはいえ、これなら2人で来ても無理なく楽しめるだろう。
金目鯛の豆鼓蒸し。
豆鼓の風味が引き出されていて、なおかつ塩辛くない。
春巻き。
スペアリブのクミン蒸し。
まろやかでコクのあるソース、ホロホロのスペアリブ。
根菜入り黒酢酢豚。
長芋入り。
黒酢ダレはツンと鼻につくような酸味がなく、やわらか。
鹿肉とゆりねの炒め。
油淋鶏。
細かく刻まれたネギがたっぷり。
焼売。
麻婆豆腐。
絹ごし豆腐の繊細さが活かされていて、そこに花椒の痺れ。
油が控えめで、パンチよりも奥行きがある。
白いご飯に興味がない私としては、これ単体で完結できる麻婆豆腐だ。
里麺。
龍口のスペシャリテはここでもいただける。
あちらでは塩辛いと感じることが多く、ここのほうが好みだった。
何より、〆だけじゃなく、好きなタイミングで食べられるというのが良い。
蒸し鶏の四川香辣ソース。
ハムユイ炒飯。
いままで食べた中で一番好みなハムユイ炒飯かもしれない。
醗酵魚の風味が弱すぎるか、または塩辛いか、どちらかなことが多い。
ハムユイを食べているなという実感がありつつ、塩梅が良いというのは珍しいように思う。
パクチーとクレソンのサラダ。
海老と豆腐の塩煮込み。
上海焼きそば。
焼きそばは、あんかけより塩よりソース焼きそば派。
満足。
軽やかな杏仁豆腐と、ブリンと濃厚なマンゴープリン。
これは良い店に出会えた。
どの料理も安定していて、滋味深く優しい。
今回はビールと紹興酒だけで通したが、ワインも色々と揃っていた。
すぐに混んでしまいそうだし、すでに予約で満席だったが、今のうちに通っておきたい。
神楽坂に早くついてしまい、散策していた時に見つけたワインとチーズのバーを2軒目として。
近隣住民から苦情が来るのではないかというほどのチーズ香を振りまいていて、気になった。
陽気なフランス人と、美女がやっているラ・キャバヌ。
おススメされたスイスの白ワインを。
ウヴァヴァンのドラル。
いい感じに熟成したチーズ盛り合わせと。