久しぶりのともすけ。
この日はメニューにあるものを全部いただこうと、有志8人で。
カメラを忘れたので、写真は優しいこずこずからもらった。
エイヒレのセモリナ粉揚げ、赤タマネギとヴィネガー和え。
エイヒレを揚げるって、新鮮だ。
生たらこの焼きマリネ。
フェンネルシードと金柑と。
ともすけさんらしいアクロバティックな組み合わせ。
でも、それが無理なくまとまっている。
たらこは半生に焼いてあって、生臭さはない。
フェンネルシードや金柑の量も適切。さすが。
ともすけさんは、いつも朗らかでかわいらしい。
感動を伝えても、ニコニコと当たり前のようにしていらっしゃる。
でも、組み合わせをマネして作っても、このオイルやヴィネガーなどのピタリと決まった味は再現できないのだ。
恐ろしい子…。
シチリアのグリーンオリーブ大粒とヤーコンの自家製ピクルス。
オリーブが本当に大粒で、塩辛くない。
ヤーコンの梨のようなシャクシャクとした歯触りが楽しい。
ルーコラ、熟柿と赤ワインビネガー、バルサミコ入りのサラダ。
野性的な苦味が心地よいルーコラに、熟した柿のトロリとした甘さ、ヴィネガーの酸味、バルサミコのコクが絡む。
よく熟れた柿のソース使い、マネしよう。
他に、この日一番人気だったうずら豆のピューレと花豆、ローズマリー風味イタリア風も。
オリーブオイルとプロシュートでコクと旨味を増したうずら豆のピューレの滋味深さ。
ワインはお任せで。
ピッコロ・エルネストのレ・リーヴェ・ガヴィ。
カヴァロットのランゲ・シャルドネ 2012。
しっかりと樽。
苺の香り。
スケソウダラとジャガイモ、生オレガノのガーリック焼き、ヴィネガー仕上げ。
出汁を吸い込んだジャガイモ。
カシーナ・イ・カルピーニのティモラッソ。
むかごと銀杏とセージのパルミジャーノチーズ焼き。
これもマネしよう。
豚白モツと大豆のやわらか煮、サルサヴェルデソース和え。
白モツがクリーン。
タラの出汁もサルサヴェルデも舐めとるべし。
カパンナのロッソ・デル・チェッロ。
仔羊と大根とのラグーソースのショートパスタ、ペコリーノチーズがけ。
大根がまるで漬物のよう。
個性がある食材同士の相乗効果。
カボチャと鶏レバーとシナモンとマルサラ酒のソースのショートパスタ。
スキオペットのリヴァロッサ。
ポルチーニと赤ワインのリゾット。
と、料理はこれで最後であると告げられる。
っえ!まだパスタもリゾットも食べていないのがあるし、肉料理もまだ。
何より、我々は腹6分くらいの空腹感。
とはいえ、時間はもう遅く、仕方がない。
ともすけさん1人で料理をされているし、満席だし、こちらの都合で「全品!」とか当日に言っても無理なのだ。
そもそも、本当に全品食べられるって、思わないのかもしれない。
今後の勉強になりました。
ひとまずはチーズとデザートを。
山羊のチーズ、ボネ・ビター、無農薬レモンと胡桃の自家製アイス、ティラミス。
お酒に合う濃ゆいデザートたち。
年明けに、ちゃんと事前にお伝えしてリベンヂしよう!