2015/12/01

ファロ 白トリュフ会 2015

今年も末席に加えていただき、幸せでございます。
FARO資生堂での白トリュフ会に常連様方と6人で。

乾杯は、ペリエ・ジュエ、ベルエポック 2002。
アールヌーヴォーなボトルが美しい。

本日の主役。
今年も高騰しているそう。

野菜の盛り合わせ。
蕪はマリネ。

最初の白トリュフ料理に合わせる白ワイン。

フィオラーノ・ビアンコ 2012。
名前の通りの花、高い粘度、キャラメル。

半熟卵とキノコのヴルーテ、白トリュフ風味。

キノコのヴルーテが濃密で、白トリュフをしっかりと受け止める。
白トリュフに卵を合わせるのは定番だけど、そこにさらに深みが加わる。

ワインとの組み合わせに恍惚。

ボルゴ・デル・ティリオのコッリオ・フリウラーノ・ロンコ・デッラ・キエーザ 2009。

ツンとすましたような酸、奥に蜜の甘さ。
ビー玉を転がしているようなという説明にどよめく。

先ほどの白と比べると、ワインの特徴がそれぞれの地域の人々に対する印象とリンクしているような気がした。

合わせたのはホタテ。

帆立貝とポロ葱のソテー、ベーコンのスキューマ、白トリュフと共に。

みっちりとしたホタテに裂いたポロ葱。
それぞれの異なる甘み、歯触り。
ベーコンは香るが、白トリュフの邪魔にはならない。

ここにきてイタリアの泡ですか!
飲んで料理と合わせて納得。
シャンパンとは異なる性質で、白ワイン的な奥深さ。

モンテ・ロッサのフランチャコルタ・カボション・ブリュット・ミッレジマート 2005。

次に出てくるタヤリンと速度を合わせるように選んでくださったのだそう。
速度、新しい。

遠慮なくやっちゃってください!

自家製タヤリンと百合根のソース、白トリュフをふんだんにふりかけて。

百合根ソースの時点ですでに完成されている。
その天井を突き破るような白トリュフ。

コルデロ・ディ・モンテツェモロのバローロ、アンナータ 1989。

手描きの文字をプリントした古文書のようなラベルが美しい。
まろみを帯びつつも、生き生きとして現役。
フレッシュなミントから移り変わり、最後はドライミントに。

白トリュフで覆われたリゾット。

去年も感じたが、白トリュフの前に、そもそもの料理の素晴らしさがある。

メインは6人という人数だからこそのものを用意してくださったそう。

パイ包み!食べたいと思っておりました。

ワインはマグナム。
ジャン・フランコ・フェレとのコラボレーションによる布のラベルは、トスカーナの旗を思い起させる。

フレスコバルディ&ジャン・フランコ・フェレ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ、トスカーナ 1993。

青首鴨のタルトジビエ、レバーのソース。

しっかりとレバーなれど、コクとまろやかさで上品。
ボリーさんのお料理のアレンジだそう。
こういったメイン料理がいただけるのも、ファロの魅力。

どこか血の香りのするワインを合わせたのは、レバーのソースのためだったのか。

この料理、男性は半分、女性は1/4ずつでサーブしてくださった。
舌を噛みきりそうに羨ましかったことをここに記す。
美味しいものを前にした胃袋のキャパシティに男女の別はないのです。

なので、もちろんチーズもいただくわけです。

各種食後酒の中から、マルサラを。
アエグサ。

ワゴンからデザートを選ぶ喜び。

カッサータはこちらで初めて。
ピスタチオのプロフェッテロール、ババ、バニラジェラート、栗のプリン。


貴重な体験をありがとうございました。