前回は2人で限られたものしか味わえなかったので、胃袋自慢を含む4人の万全の態勢で。
よだれ鶏。
しっとりな鶏、麻の香り、出汁。
もちろん、汁は飲み干す。
三種冷菜盛り合わせ。
豚耳の香り醤油煮、蒸し鶏山椒ソース、冷製冬瓜の干し海老蒸し。
ハーブとしての山椒使いをマネしたい。
干し海老の乾物臭なく旨味だけを含んだ冬瓜に、またもや唸る。
海老の塩味炒め。
やさしく深いあん。
プリっとしつつ繊細でもある海老の歯触り。
鶏肉の唐揚げ、朝天椒炒め。
ここの四川料理は辛さをアピールしているものではない。
唐辛子や山椒はその香りを楽しむのだ。
いんげんと漬物炒め。
漬物を調味料使いした料理はもれなく好きだな。
細かな挽き肉がコクを加える。
春雨煮込み。
簡潔で完全。
中国野菜炒め。
四川料理とはいえ、塩味のもので力量の凄さがわかる。
必食な牛肉山椒オイルがけ。
牛肉のやわらかさ、麻の痺れの先にある旨味。
オイルは残しておいて、他の料理にかけたり。余すところなくいただく。
陳麻婆豆腐。
キャベツの唐辛子炒め。
こういうものがまた、はっとするほど美味しい。
辛味噌炒飯。
海老麺。
しみる。
海老の青山椒ソース。
茄子の甘味噌炒め。
いやはや、満腹満足。
デザートはグレープフルーツゼリー一択。
料理にもサービスにも女性らしい柔和さがある。
近所に住んでいるのか、女性一人のお客さんがサラっと食事をしていかれて、すごく納得した。
常連でなくても、気を張らずに食事ができる寛ぎがある。